6月24日(月)、あいにくの雨でしたが、国立能楽堂に高2の生徒が笑顔で集まってきました。
国語の授業で、能や狂言の歴史、特徴、演目の解説などを事前学習していたため、実際の舞台をみんな楽しみにしていたようです。
最初の「能楽の楽しみ」を解説するコーナーでは、代表生徒が舞台に立ち、能楽師の方の指導のもと、歩き方や台詞に挑戦しました。
とても落ち着いて課題をクリアし、観客の方から大きな拍手を浴びていました。
6月23日カルッツ川崎にて、日本ダンス大会 全国決勝大会が行われ、高校生16名が出場しました。
高校生の今年の大会テーマは世界に平和を訴えかけ、ノーベル平和賞を受賞した少女「マララ」を題材につくりました。教育の大切さ、差別のない世界、苦しみ、葛藤を乗り越え平和な未来を創りたい。彼女の想いを英語の授業で学び、図書室の本の中からより深め、同世代の私たちがしっかり受け止め、観ている方に心から伝えたいと思い、大会に臨みました。
北は北海道から南は沖縄まで、たくさんの強豪校を押さえて、全国でベスト16位!!という成績を残すことができました。テーマから深く話し合い、「マララ」の想いに立って、作品を作り上げたからこそこのような結果が残すことができたのだと思っています。
中学生は、中学校優秀チームとしてオープニングを務めさせていただき、タイトル『Shutter chance』を踊りました。これから夏の大会が始まるので大きなステージで披露できる貴重な機会でしたが、明るく楽しい作品を踊りきることができました。応援して下さった皆さん、ありがとうございました。
高校3年生の英語で、ヒラリー・クリントンの大統領選挙敗北宣言スピーチを題材に、アクティブラーニングの授業を行いました。
生徒はふたりひと組になって割り当てられた部分を読解し、課題を設定したあと、6人のグループになって教え合う、いわゆる「モザイク・リーディング」の手法を使っています。
この授業では、スケッチブックに透明なプラスチックのカバーがついた、「ヌー・ボード」をホワイトボードがわりに使って教え合いました。英語の長文を扱うのに、パソコンの画面ではいまひとつ小さいため、アナログではありますが、このボードを使った方が効率的に学習できます。
スピーチの内容については、ことばの意味や文法の知識だけではなく、文化や社会の仕組みについて理解した上で、課題を設定することが必要です。生徒たちは「なぜこのような表現になったのか」等々、根拠や理由を考えて話し合っていました。
題材のスピーチは政治家としてのものですが、若い人や女性を勇気づけるメッセージに満ちていて、生徒たちはこれからの社会のあり方について深く考えさせられたようです。
授業の最後に、あらためてヒラリー・クリントンのスピーチ全体を通して聞きましたが、
“ never doubt that you are valuable and powerful and deserving of every chance and opportunity in the world to pursue and achieve your own dreams”
というくだりに多くの生徒が感銘を受けていました。
15日(土)に高校1年生は国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に参加しました。
初めに中村虎之介さんの解説「歌舞伎のみかた」があり、そこに本校の2名の代表生徒がお手伝いに参加しました。2名の生徒は舞台に上がり、花道を走ったり、見得を切ったり、女方の姿勢を学んだりし、最後にはこの後の演目で使われる船に乗り、花道を退場するという貴重な体験までさせていただきました。
見ている生徒たちも大喝采で、日頃は縁遠い歌舞伎が身近になりました。
今回の演目「神霊矢口渡」は平賀源内(福内鬼外)の作品で、強欲な父から恋しい人を守ろうと命をかける娘の物語です。悲恋のお話ですが、中には滑稽な所作や「蜘蛛手蛸足」という特殊な動作など随所におもしろい部分があり、眠くなるかと心配していた生徒たちの目も舞台に釘付けになりました。そして最後のクライマックスではヒロインの人形をまねた演技「人形振り」があり、本当に人形のようなその演技に圧倒されました。
実際に見なくては味わえないツケの響きや三味線や太鼓の音、義太夫節、廻り舞台の転回、大向こうの掛け声など歌舞伎の醍醐味を存分に味わった一日でした。
先日行われた、第70回スポーツ祭典 クラブ対抗リレーで我がラクロス部は、昨年のリベンジを胸にチーム一丸となり、今年はラクロス部ならではのかわいいユニフォ-ムや、カラフルで種類豊富な練習着を着て出場しました!
初出場の中2は緊張しながらも良いスタートダッシュを切り、最後まで調子よくバトンをつないでいきました。アンカー高3(元)部長が素早い走りで駆け抜けました。チームの纏まりは最高でしたが、残念ながら順位は2位。
悔しい気持ちをバネに、1位奪還を目指し来年も頑張りたいと思います!!
応援してくださった保護者の方々、先生、生徒、部員の皆さんありがとうございました!
高3は今回のリレーで部活着やユニフォ-ムを着て走ることはラストとなりました。中学3年間、高校3年間でラクロスを続け、楽しむだけでなく技術向上はもちろんのこと、礼儀を改め、SMASH☆STARSという大切な仲間と団結することの重要さを学ぶことができました。
又、スポ祭で、他の部活でも応援をしてくれた友人を見て、トキワ松らしい お互いを讃え、助け合いの精神 がいかに大事なのかを改めて感じました。部活のどんな試合にも応援に駆け付けてくれた友人には本当に感謝しています。
今まで私たちを支えてくださった顧問の先生、校長先生はじめすべての先生方。そしてOGの先輩方 友人、後輩、どんな時もあつく見守り続けてくれた家族に...
この場をお借りして心より「ありがとうございました」とお伝えします!!!
トキワ松学園では、各学期に1回、理科の各分野の専門家の先生をお招きして、サイエンス講座を開催しています。2019年度1回目のサイエンス講座は、6月4日に杏林大学 保健学部 理学療法学科の跡見友章先生をお招きして「理学療法士の専門性~身体運動を分析する」というテーマでお話をしていただきました。
理学療法士の仕事の内容や働いている場所、理学療法士になるにはどのような知識や技術が必要なのか、大学ではどのようなことを学ぶのか、など専門的な内容を分かりやすく説明してくださいました。
また、生物室の骨格標本を使いながら、身体に負担がかからない座り方について解説していただいたり、大学の実験で実際に使用している計測器を使って、身体の動きを測定し、グラフ化する作業も見せていただきました。講座が終わってからも、まだまだ聞きたいことがたくさんある!と熱心に質問に行く生徒の姿が見られました。
今回の講座で学んだことを、将来の進路選択にいかしてもらえたら、とてもうれしいです。
バドミントン部は今年度、中学1年生7名、高校1年生6名を新たに新入部員として迎え、中学1年生から高校2年生まで総勢23名で活気あふれるスタートを切りました。4月の公式戦を最後に高校3年生が引退し、現在は高校2年生がリーダーシップをとって活動しています。
そんな元気いっぱいのバドミントン部は、6月上旬、目黒区体育祭春季バドミントン大会(ダブルス大会)に出場しました。スポーツ祭典の翌日で少しだけ疲れもありましたが、中学生1ペア、高校生1ペアが予選リーグを突破し決勝トーナメントへ進出しました。そして、高校生ペアが準優勝を果たしました。
新たに迎えた仲間たちと日々のトレーニングに励みつかみ取ることができた勝利は、とても価値のあるものでした。バドミントン部は1学期中や夏休みの間にも公式戦を控えています。今後の活躍にご期待ください。