高1 歌舞伎鑑賞教室

15日(土)に高校1年生は国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に参加しました。

初めに中村虎之介さんの解説「歌舞伎のみかた」があり、そこに本校の2名の代表生徒がお手伝いに参加しました。2名の生徒は舞台に上がり、花道を走ったり、見得を切ったり、女方の姿勢を学んだりし、最後にはこの後の演目で使われる船に乗り、花道を退場するという貴重な体験までさせていただきました。

見ている生徒たちも大喝采で、日頃は縁遠い歌舞伎が身近になりました。

今回の演目「神霊矢口渡」は平賀源内(福内鬼外)の作品で、強欲な父から恋しい人を守ろうと命をかける娘の物語です。悲恋のお話ですが、中には滑稽な所作や「蜘蛛手蛸足」という特殊な動作など随所におもしろい部分があり、眠くなるかと心配していた生徒たちの目も舞台に釘付けになりました。そして最後のクライマックスではヒロインの人形をまねた演技「人形振り」があり、本当に人形のようなその演技に圧倒されました。

実際に見なくては味わえないツケの響きや三味線や太鼓の音、義太夫節、廻り舞台の転回、大向こうの掛け声など歌舞伎の醍醐味を存分に味わった一日でした。