紙おむつって優れもの! 「紙オムツの解剖 高三化学」

2学期、高三化学では、身のまわりでよく使われている合成高分子について学んできました。みなさんも、「ポリなんとか」(ポリエチレンとかポリエステルとか…)という材質や素材をいろいろなところで見かけることでしょう。物によって性質は違いますが、この「ポリなんとか」と名前のつく素材は、石油などから化学合成を行って作られる素材で、一般に合成高分子と呼ばれています。
さて、そんな合成高分子ですが、最近はいろいろな機能を持ったものが登場していて、その一つに吸水性ポリマーがあげられます。吸水性ポリマーは、非常に吸水性にすぐれた合成高分子で、紙オムツなどの吸収体に使われています。
そこで、今日は紙オムツを分解して、吸水性ポリマーに一体どれくらいの吸水力があるかを実験で確かめてみました。紙オムツをはさみで切って、綿の中に入っている吸水性ポリマーを集め、それに水を加えていくと…あら不思議!本当に少しだけのポリマーで、ものすごい量の水分を吸収していく様子に、生徒たちは感嘆の声をあげていました。
ただただふくらむ様子を見るだけでなく、ちゃんとミクロの世界でどんなことが起こっているが、頭の中で想像しながら観察できたかな?将来、お母さんになったときに、この授業、是非思い出してください!

 

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