もっともっと本が読みたくなりました・・・毎日新聞社主催「ホンヨモ!セッション」

毎日新聞社主催の「ホンヨモ!セッション」が、3月17日(土)本校の3階ホールにて行われました。

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14時になりいよいよ作家のお二人が登場。第一部「作家活動について」の司会者、高校2年生の發田さんと伊能さんが、片川優子さんと香月日輪さんのプロフィールを紹介し、第一部が始まりました。「私たちの学校にも作家になりたいという人たちがいるのですが、実際に作家とはどんな仕事ですか?」という司会者からの質問を皮切りに、作家になったきっかけや執筆スタイル、作品についてのことなどをうかがうことができました。
「キャラクターはモデルがいるのか?」という質問に片川さんは「モデルはいません。身近な人をモデルにすると、読んでくれたときに気まずいので」という答えが返ってきて、「動物科学空手道部1年高田トモ」の主人公があまりにもリアルに感じられ「絶対にモデルがいるに違いない!」と考えていた生徒たちは驚きを隠せませんでした。また香月さんは「モデルはいませんが、設定を細かく決めています」とご自身の描かれたイラストつきの設定集を持ってきてくださり、会場が沸きます。司会者2人がお二人のファンだということもあり作品に対する具体的な質問も出て、作家の方々も冗談も交えながらていねいに話してくださり、笑いの絶えない第一部となりました。

休憩を挟み司会は高校2年生の池田さんと小田島さんに代わり、「学生生活について」をうかがう第二部が始まります。「どんな学校に通っていたのか?」、「どのような生徒だったのか?」など、生徒たちならではの質問が多くされました。途中、「友情ってなんだと思いますか?」という問いに、「あなたたちはどう考えますか?」と作家のお二人からの逆質問も。
最後に香月さんからは「興味のあることを続けてやっていくことが大切。失敗してもみなさんはやり直せるからやってみて」、片川さんからは「今は何でも吸収できるとき。貪欲に色々なことをやってみてください」と、中高生に向けてのメッセージをいただきました。
片川さんは会話の内容が理路整然としているけれど中高生にもわかりやすく話してくださる気さくな先輩、そして香月さんはざっくばらんでサービス精神のある話し方の中にもぶれない主張を持っていらっしゃることがわかり、お二方とも魅力的な女性でした。司会の生徒たちの質問にも快く答えてくださり、また、ときに詰まりがちな生徒たちの質問を引き出すように話してくださったことで、熱気のあるセッションになりました。

セッションが終わった後も片川さんと香月さんは残ってくださり、生徒たちとの茶話会をひらくことができ、緊張が解けた生徒たちはセッションでは聞きたくても聞けなかったこともうかがえ、本当に良い経験ができたようです。

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和室で茶話会            それぞれの著書にもサインを頂きました

昨年11月から行事の合間をぬって、様々な準備を重ねてきたことが、今回のセッションの成功という形で実を結べ、良かったと思います。

当日の様子は、18日の毎日新聞朝刊でも紹介されましたが、詳しくは29日の朝刊でも紹介されるそうです。ぜひご覧ください。