国際交流部『アイスランドについて学ぼう!』

突然ですが、クイズです。

国土の一部が北極圏のアイスランドで生産されているある果物とは何でしょうか?ヒントは南国のフルーツです。

  

正解はバナナ!しかもアイスランドはヨーロッパ最大のバナナプランテーションがあるんです!なぜあんなに高緯度にあるアイスランドでバナナが作れるのでしょうか?それは、アイスランドが日本と同じ火山が多い国で、地熱を活用しているからなのです。とはいっても、アイスランドの年間バナナ生産量は約2000キロ。かなり貴重なアイスランド産のバナナはお値段もびっくり!1本7万円以上とか…。しかも味はいまいちのようですが…。

こんな面白い知識を教えてくださったのは、国際交流部に来てくださったアイスランド出身のゲストです。ほかにもアイスランドに定住したバイキングのお話や、アイスランドと日本の地形学的共通点などをお話しくださいました。生徒たちはアイスランド語にも挑戦!しかし、これまで各国のゲストから教わった言語の中で、おそらくもっとも難しいのがアイスランド語です。みんな簡単な挨拶を覚えることで精いっぱいでした。

最後には、環境のお話をしてくださいました。40年前と現在の氷河の様子の差や、すでに氷河か溶け切ってしまった地域の写真などを見せながら、部員がどう感じたか、自分たちの子どもや孫に残したい地球の姿とは何か、と穏やかに問いかけてらしたゲストの方。部活後に書いた生徒たちのコメントにも、この部分のお話に感銘を受けた、自分ができることを始める必要があるという記述が多くみられました。

高校生にとっては地理やGlobal Studiesの授業で学んだ知識を、別の観点から理解する良い機会でした。ゲストの方が平易な英語で話してくださったので、中学生も英語のみのお話をしっかり理解できたようです。

アイスランド産バナナを食べてみたいと言っていた部員たち。ぜひ将来アイスランドに行ってみましょう!

 

写真部 関東大会入賞!

茨城県で開催された関東大会写真展で、中高写真部員の作品が入賞しました。「Muse」「border line」は東京都高等学校文化祭中央大会に続いての入賞です!!
【優秀賞】

高二「Muse」
【奨励賞】
高三 「パズル」

高三 「potential」
高三 「border line」

高二 「picking up shibuya」
高二 「Little sunshine」

羽ばたけ!全国中学生スケート大会『フィギュアスケート』

 

先日、第40回全国中学校スケート大会が長野市で開催され、東京都大会を通過したトキワ松学園の中学3年生が出場しました。

会場は長野オリンピックの会場でも使用されたビックハット。全国大会独特の引き締まった空気が漂っていました。

また中学3年生は最後の大会となるため、中学3年生のための掲示もあります。ここに名前を載せることが一つの目標だそうです。

B組での出番となり、緊張した面持ちでリンクへと向かっていきます。

 

演技ではダブルアクセルなどのジャンプを成功させ、力強く優雅な姿を見せてくれました

 

 

ショートプログラムは41.90点でフリースケーティングには進めませんでしたが、総合成績は堂々たるものでした。

来年からは高校生となり、より厳しい戦いになることが予想されます。その中でも実力が発揮されるよう応援していきたいと思います!目指せ!インターハイ!

 

目黒区から世界へ🛫

毎年2月に目黒区国際交流協会(MIFA)主催の国際交流フェスティバルがパーシモンホールで開催されます。国際交流部はMIFAに団体加盟しており、毎年フェスティバルにボランティアとして参加しています。

今年は「子ども遊びコーナー」と「書道体験」を手伝いました。書道体験は今年でボランティア3年目の高校3年生も参加し、頼りになるチームになりました。ベテランの大人のボランティアの方と協力して、主に外国人来場者の方の書道体験を手伝いました。

 

子ども遊びコーナーでは、毎年多くのトキワ生がお手伝いしています。今年はタケコプター作り、アートバルーン作り、フェイスペイント、英語で遊ぼうコーナーを担当しました。

美術デザインコースの生徒を中心としたフェイスペイントチームは大活躍。子どもから大人までリクエストに応じたペイントをします。

英語で遊ぼうコーナーは主に高3部員の担当。トキワ松で学んだ英語を活かして、ALTの先生と子どもたちのコミュニケーションをお手伝いします。

このフェスティバルには区内の多くの大使館やNGO・NPOも出展しています。休憩時間は各国料理を楽しみつつ、異文化に触れる良いチャンス!生徒たちはボランティアをしつつ、世界の国々について学び、フェスティバルを満喫していました。

このブログをご覧の皆様も、ぜひ来年2月にはフェスティバルにお越しください!お待ちしています!

高3教養講座 「バレーボール」

3学期は進学先が決まった高校3年生を対象に教養講座を行っています。

バレーボールの授業で大盛り上がりしていた印象がある今年の高3、なんと20名も参加者が集まりました。集まった生徒たちはみんな運動大好き、バレーボール大好きな生徒ばかり。熱気あふれる2時間となりました。

部活動のように声出しランニングから始まり、パス、対人レシーブ、レシーブから2段トス、スパイク練習…授業ではあまり取り扱わない練習をたくさんしました。

 

 

最後にはチームに分かれて試合を行いました。10人対10人の特別ルール。お見合いしてしまうような失点はほとんどなく、それぞれが積極的にプレーに参加しました。ラリーがたくさん続いたりスパイクやブロックがあったり。「すごい!私たちバレーボールやってる!!」と思わず言葉に出てしまうほど授業よりもハイレベルで、素敵な笑顔があふれる素晴らしい試合になりました。

 

バレーボールは「相手を思いやる心をもって繋ぐ」ことがとても大切なスポーツです。これからの生活でも相手を思いやる心を大切に!

卒業前のいい思い出ができました!!

心に響け『音楽コンクール♪』

今年で62回目となるトキワ松学園音楽コンクールが、大田区民ホール・アプリコの大ホールで行われました。開会前には恒例となった発声練習、その後、座席内で最後のクラス練習が行われ、各クラスの歌声が開会直前まで響き渡りました。

 

演奏が始まるとホールは途端に緊張感に包まれ、どのクラスも一生懸命になって歌声を響かせていました。休憩になると、演奏中とはうってかわって和やかな雰囲気となり、演奏を終えたクラス同士で感想を言い合ったり、これから演奏を控えているクラスに「がんばれ!」と声をかけたりしていました。

また、今年は高校生の音楽選択クラスの生徒たちが有志演奏として合唱を披露し、ステージを盛り上げました。

最後の審査発表では、結果を聞いて喜びに溢れるクラス、目標の賞に届かず悔しがるクラス、それぞれが色んな表情や声でホールはいっぱいに・・・それでも、表彰式では大きな拍手でお互いの演奏、結果を称えました。

どのクラスも限られた時間の中で工夫し、練習の計画を立ててこの日に臨みました。時には悩んだり上手くいかなかったこともあったと思いますが、それも大切な思い出と明日への力となるはずです。音楽コンクールで培ったことを部活動、勉強、そのほか様々なことの糧にして、さらに躍進していってください。

⭐結果⭐
高校の部 👑第1位…高2C 第2位…高2A  第3位…高2D
中学の部 👑第1位…中3b 第2位…中2b
コメント賞 高二D、中3b

【アンコール演奏】

中学の部 第1位 中学3年b組

 

高校の部 第1位 高校2年C組

高2 いざという時のために『救命講習』

毎年、高校2年生の保健の授業内で普通救命講習を実施しています。理論1時間と実技2時間の計3時間を受講すると「救命技能認定証」を取得することができます。

まずはコンピュータ室で知識の習得です。東京消防庁の電子学習室を利用して正しい知識を学び、最後に30問の確認テストを行います。24点以上が合格ラインですが、「命を助ける知識に間違いがあってはならない!」ということで、満点ではなかった合格者は30点満点になるまでテストに取り組みました。

動画を見て実技の予習もしました。緊張する、早くやってみたい、とそれぞれに実技の実施をイメージしながら予習することができました。

 

実技の時間は東京防災救急協会と地元目黒の消防団の方々が講師として24名も来校してくださいました。胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの操作の仕方を体験することができました。人形を前に緊張しながらですが、講師の方々が1対1で丁寧に指導してくださったおかげで恥ずかしがることなく真剣に取り組むことができました。

 

また、本来は「上級救命講習」で実施される乳児の心肺蘇生の方法を、本校では特別にお願いをして取り入れていただいています。将来、母親になる可能性のある生徒たちにとってはとても有意義だったようです。

心肺停止の傷病者に出会わずに平和に生活できることが一番ですが、いざという時には、一度経験したことが命を救うための行動につながることを願っています。

中1「思考と表現」特別授業!

1月20日(月)中学1年生の「思考と表現」の授業にて、NPO法人芸術資源開発機構(ARDA)の方をお招きして対話型の絵の鑑賞(VTS)を行いました。

その日の授業は2時間続きになり、図書室の配置もいつもと違っていたので、生徒たちは興味津々で授業に臨んでいました。

 

1時間目はアイスブレイク。絵の鑑賞をみんなで行う前に小グループに分かれて、アートカードを使いながら、自分の感じたことを‶ことば″にする練習をしました。講師の方々からのていねいな質問に、生徒たちはリラックスして、楽しみつつも、自分の考えたこと、感じたことを口々に発言します。

 

 

いよいよ、2時間目はVTSです。2グループに分かれ、3枚の作品を鑑賞しました。「まずはじっくり作品を見てみましょう」という講師の方の掛け声で、生徒たちは作品をじっくり鑑賞します。次に「思ったことや感じたことを伝えてくださいね」といわれ、次々に手を上げて発表していました。

どちらのグループも作品の中にある、状況や人物の関係性、その作品の中に描かれているものにどのような意味があるのかなど、思い思いの感想を口にしていました。また、「人の意見を聞くことも大切だよ」と言われていたこともあり、友だちの意見も聞きながら、よく考えていました。

一枚の作品を友だちといっしょに鑑賞するという今までにない経験を、楽しみながら行った2時間でした。

トキワ松学園では、生徒たちに感じたことを言語化し、そこからさらに考えを深めていく経験を積んでほしいと考え、「思考と表現」の授業のなかでVTSを取り入れています。3学期の「思考と表現」では、更にVTSで言語力を磨いていきます。

期待を胸に『ターム留学出発!』

ターム留学7期生がオーストラリアに旅立ちました!早速翌朝、現地から無事に到着したと写真付きで連絡がありました。みんな元気で素敵な笑顔です。今年は4名が2校に分かれて留学します。

 

留学が決まってから出発までの約4か月間、英語の事前学習に加えて浴衣の着付けレッスン、異文化適応オリエンテーションなど様々な研修を受けて準備してきました。また、今年は現地滞在中にも各自が選んだテーマでリサーチ活動を行います。

オーストラリアでは現在森林火災が続いており、人間だけでなくオーストラリアの固有種を含む多くの動物が被害にあっています。生徒たちも出発前は募金に協力しました。出発前にホストファミリーと連絡を取り、すでに動物保護のボランティアに参加することが決まっている参加者もいます。現地でも各自ができることに取り組んでくれることでしょう。

生徒たちは今頃、現地の生活に慣れようと奮闘している頃です。生徒たちの頑張りを遠く日本から見守っていきます。

高3教養講座『裁判傍聴』

高校3年生の希望者21名とともに、東京地方裁判所にて裁判の傍聴をしてきました!

一つ目は、裁判員裁判です。内容としては「放火」の審理第2回で、裁判員や裁判官、検察官や弁護人の分かりやすい質問や説明に、よく耳を傾けて聞いていました。

二つ目は、通常の刑事裁判です。内容としては「住居侵入」と「窃盗」の新件(審理第1回)で、こちらは検察官の早口と少し難解な表現がありました。被告人が外国人だったため、法廷の中で日本語と外国語が混じり、背景には他の犯罪組織も絡み合う、非常に考えさせられる裁判でした。

どの「刑事裁判」も犯罪行為には、被告人の人間的な背景や複雑な事情が絡み合い、さまざまな角度から考えさせられます。振り返りでは、インパクトのある事象や言葉だけを追うのではなく、一般市民の感覚や裁判官の判断はどうなのか、その犯罪行為に見合った刑罰なのか、そして情状酌量の余地があるのかなど、多くの視点で「物事」を見るように話しました。

教室の授業とは一味違った体験を、卒業後にも生かしてほしいと思います。