高二理系クラスの自由研究が始まりました!

毎年この時期になると、高校二年理系クラスの生物選択者は、自分達が研究したいテーマを決めて実験に取り組みます。この研究は生徒たちが中心となって行うため、数多くの失敗があります。

しかし、この失敗体験が重要で、「どうして上手くいかなかったのか」ということを、とことん考え抜きます。そして、何度もチャレンジを繰り返していく中で本当の力がついてくるのです。今年もそのチャレンジが始まりました。3月にはこの研究を発表するプレゼンテーションも開かれます。今年はどんな成果が得られるか、楽しみです。

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理科ランクアップ講座 ~仮説実験授業~

本日のランクアップ講座で、理科は『ものとその重さ』をテーマに『仮説実験授業[E:flair]』を行いました。

仮説実験授業というのは、ある問題に対して一人ひとりがまず仮説を立ててその理由を述べ合い、もう一度仮説を立て直し、その後実験をして結果を得て、自分たちの立てた仮説を見直すというものです。

これを何度も繰り返していく中で、ある法則に気がついたり、正しい答えは必ずしも多数決で決まるものではないことに気がついたり、人にはそれぞれの考え方があることに気がつくなど、色々なことが学ぶことができる授業です[E:eye][E:shine]

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普段の授業とはまた違った視点で科学を見直すことができる機会になったのではないかと思います。

活発な討論を展開してくれた皆さん、ありがとう[E:sign03]

「細胞」の世界へ!~中3理科・観察~

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中3の理科2分野では、2学期から高校一年生で習う『生物基礎』という教科書も一緒に使いながら、内容の濃い授業を展開しています。今日は、植物細胞の観察で、タマネギとオオカナダモの細胞を観察しました。タマネギは、表皮組織を薄くはがすとくるりと丸まってしまうため、意外と手先の器用さが要求される観察です。また、今年も核を染色する酢酸カーミン液で、指先を赤く染める生徒がでました。この指先の赤い印が、いよいよ生物体の基本単位である『細胞』の学習に入ったことの証明になります。オオカナダモの細胞では、葉緑体だけでなく、原形質流動も観察できました。中3は、このあと体細胞分裂を学習していきます。

モナリザと写楽の違いは?! (中3国語「比較文化」)

中3の国語では「比較文化論入門?!」にチャレンジ!ある物事をより深く理解するには他の物事と比較してみることが有効です。身近なことというのは知っているつもりで、本当はよく知らなかったり・・・。自分の興味あることを挙げ、比較する対象を決めます。そしてそれをさまざまな観点から比較し、分析するための調べ学習を図書室で行いました。おもしろい比較が色々!「小説と映画」「モナリザと写楽の三代目大谷鬼次」「手紙とメール」「コーヒーと紅茶」「猫と犬」「浴衣と着物」「和菓子と洋菓子」・・・・・。はじめは、とても身近なテーマですが、各国の歴史など調べ始めると、深く広く研究が進んでいきます。

一つの事象を見ていただけでは分からなかったことが、他と比べることで見えてきて新しい発見!  他の文化を知ることが、その文化との関係において自分の文化を知ることにもつながりますね。

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めざせノーベル賞! 高二生物自由研究発表会

「どうして寄生虫は外に出ようとするんですか」「なぜ、その温度なんですか」。鋭い質問に上手に答える班、たじたじになる班・・・。5日の高二生物の授業は、毎年この時期に行われる「自由研究発表会」でした。

2学期の最後から3~5人の班に分かれ、研究テーマを決め、仮説を立て、調査や研究を重ねてきました。

今年のテーマは、「寄生虫」「葉緑体に含まれる色素」「メダカ・キンギョの体色変化/メダカの走流性」「カタラーゼの働きについて」「原形質流動」

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各班4分の発表後、質疑応答。生徒のみならず校長先生も参加してなかなか充実したものとなりました。

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これからもいろいろなことに興味を持ち、調べていきましょう。

将来は、この中からノーベル生理学・医学賞受賞者が出るかもね。がんばれ!

「高校三年生化学2学期実験報告」

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えっ?受験生の高校三年生も実験なんてやるの?!そんな声が聞こえてきそうですが、トキワ松の高三年生たちは、座学の勉強・演習はもちろん、実験もしっかりやります。トキワ松学園の理科では、知識は、実際に自分で手を動かして初めて身に付くものだと考えているからです。 2学期後半では、小さいものから1時間まるまる使ってのものまで、理論化学の実験をいくつかやりました。少しご紹介します。

まずは小さな実験。溶媒分子は通すけれど、溶媒に溶けている比較的大きなコロイドと呼ばれる粒子は通さない膜のことを半透膜といいます。卵の卵殻膜(薄かわ)がこの半透膜でできていることから、水にひたすと、卵内部に水が浸透する様子を観察しました。次に、豆腐づくりの実験。豆乳(化学用語で言うと、コロイド溶液とよばれるものの仲間)に多量の電解質水溶液(今回はにがり=塩化マグネシウム水溶液)を入れると沈殿する、という性質を、おいしく確かめるため、豆腐作りをしました。

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教科書にのっているような、いかにも化学の試薬を使った実験ではなく、まるで料理のようなこの実験。食べられる実験に生徒たちも大喜びでした。その分、化学をよりいっそう身近に感じることができたようです。