IT・エレクトロニクス講座

 

 

6月23日(月)の放課後、高二理系コースと中2~高二の希望者を対象に、IT・エレクトロニクス講座が行われました。

ローム株式会社の上村卓三さんを講師としてお迎えし、「未来の生活を変える科学技術」をテーマにお話をいただきました。

 まずは電気がどのように活用されているのかを、50年以上前~現在までの身近にある電気製品を使って紹介していただきました。日常よく使用しているものでも、その中の部品を直接手に取り、どのような仕組みになっているかを観察する機会はなかなかないため、分解されたiPadには多くの生徒から「おお」という声が上がりました。また、微量の血液を採取し短時間で血液分析を行うシステムに関心をもった生徒もいました。

 次にエレクトロニクスを活用した科学技術を創造してみよう!ということで、商品企画を行いました。商品企画に必要な能力についてアドバイスを受け、人間と一緒に生活するロボットを企画しました。人間がロボットに求めるものは何か?「知りたいことをすぐに調べて教えてくれるロボット」、「いつも一緒にいてくれて困った時に助けてくれたり、さみしいときに慰めてくれるロボット」、「掃除や炊事など家事全般をやってくれる執事ロボット」、「介護ロボット」など様々なアイデアが出てきました。

 参加した生徒達は、講座終了後も、講師の先生に質問したり、紹介していただいた製品をじっくり観察したりしていました。中には夏休みに何か作ってみようとエレクトロニクスの分野にたいへん興味をもった生徒もいました。

未来の生活をより豊かにために、これからも様々な分野に関心をもち、理想とする社会とは?必要なものとは?自分にできることとは?といったことを考え、それをかたちにする「探究女子」を目指してほしいと思います。