一人ひとりのいのちを大切に~高2・保健~

高校の保健の授業では「生老病死」をテーマに掲げています。生きること、老いること、病気について、そして死について、授業を進めていきます。高校2年生の2学期は”臓器移植”について考えます。9月から臓器移植について学んできましたが、11月27日と29日に移植コーディネーターの2名(2日目は実際に症例情報対応が入ったため、急遽1名で)にお越しいただき、「一人ひとりのいのちを大切に」というタイトルの下、A組からE組まで各クラスに対し50分間、現場での対応を中心に、お話ししていただきました。

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講義が終わってからも、熱心にコーディネーターに質問する生徒も多くいました。

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講義を終えた生徒たちの感想を一部紹介します。

「今まであまり深く関わったことはありませんでした。どこか他人事のように考えていました。今日の話を自分に置き換えて考え、とてつもなく重い問題だと思いました。」

「自分の意思を伝えなければいけないと思った。家族で話し合い、両親にしっかり伝えたい。」

「いのちのこと、生きること、死について考えるたびに、私は本当に幸せな環境の中で過ごしているんだと実感します。改めて死について考えさせられました。」

「この話を家族にも話したい。いつ何時、死が訪れるか分からないので、自分の最期が望み通りになるためにも、そして家族の最期が望み通りになるためにも、常に死について考えていることは必要なことだと分かりました。」

なお、高校2年生の3学期の保健・授業内容は、高齢者医療、尊厳死・安楽死についてです。