ヒトとペットと食の科学  サイエンス講座

理科では、毎学期、いろいろな大学から講師の先生をお呼びして、「サイエンス講座」を開いています。

本年度初めてのサイエンス講座は「ヒトとペットの食の科学」。

北里大学獣医学部の有原圭三教授をお呼びしての開講となりました。なんと、獣医学部のある青森県十和田市から、飛行機ではるばるトキワ松に来ていただきました!!
みなさんは、ペットフードにも、健康食品があるのをご存知でしたか?ヒトも、いわゆる現代病などに悩まされる今日この頃ですが、ペットも同じくいろいろな生活習慣病に悩まされているようです。ペットもストレスフルな生活を送る時代。有原先生の研究室では、そんなペットたちのストレスを軽減してあげるようなペットフードを開発するため、研究を重ねているそうで、実際に商品化につながっているものもあるそうです。そんなペットの食についての興味深いお話をうかがいました。
また、食の科学、ということで、食と菌についてのお話もうかがいました。ご飯を食べる前には、手を洗いますよね。洗うことで、手の菌はどれくらい落ちているのでしょう?今回の講座では、生徒一人ひとりに手形の寒天培地(菌のえさを寒天に固めたもの)が3枚配られ、自分達の手についている菌を「洗わないで」「水洗いして」「セッケンでよく洗ってから」それぞれ培養することに!!みんなの手は…もしかして、菌がうじゃうじゃ??
この結果は2晩しっかり培養して、後日生徒に配られます。結果が楽しみですね!!
ちなみに、この実験、普段どんな生活をしているか、その人の年齢、などにもよって、結果が違ってくるそうで、生徒だけでなく、理科の先生、そしてなんと校長先生までも、実験に参加しちゃいました。先生たちも…結果が楽しみなような、こわいような…。

 次回のサイエンス講座は、何が聴けるでしょうか?楽しみにしていてくださいね!!

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