2学期サイエンス講座 ~身体の中で起こる化学反応と薬の効き方~

トキワ松学園では、各学期に1回、理科の専門家の先生をお招きしてサイエンス講座を開催しています。2学期のサイエンス講座は、東京薬科大学薬学部の先生にお越しいただき、ヒトの身体の細胞と薬の効き方について教えていただきました。

この講座は中1から高3まで誰でも自由に参加できるもので、今回は25名の生徒が参加しました。

 

化学式の話など難しい内容もありましたが、「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」など聞いたことのあるキーワードが出てくると「それ知ってる~!」と声があがったり、1個の細胞の核からDNAのひもを取り出すと長さは2mにもなるという話には「細胞って小さいのにすごい!!」と驚きの声があがっていました。

薬学を学ぶためには、それを使用する生き物の身体について詳しく学ばなければいけない。…ということで講座の最後は、仔牛の胸腺からDNAを取り出してみる実験を行いました。1本では目に見えないDNAを束ねることで見える状態にしてガラス棒で巻き取る実験を行い、「この中に生き物の大切な情報がつまっているのか…。」と不思議な気持ちになりました。

 

 

市販されているたくさんの薬も長い年月をかけた膨大な研究成果からつくられていることを実感し、感謝の気持ちを改めて持った講座となりました。