高3保健『臓器移植について』

高校3年生の保健では臓器移植について学び、「臓器移植コーディネーターによる講義」と「校長先生による授業」を受けました。

臓器移植コーディネーターによる講義では①臓器移植とは②臓器提供から移植まで③臓器移植の現状についてのお話を聞きました。現場をイメージできる話も伺うことができ、より一層「自分の身に起きたとしたら・・・」と感じながら聞くことができました。悲しみのどん底で臓器移植について考えなければならない現実を知り、知識があることの大切さや家族と会話しておくことの必要性、意思表示が残されるであろう家族の助けになることを学びました。

校長先生の講義では献血の歴史(売血や血液銀行のこと)や人工透析(臓器移植の必要性)など、漫画や校長先生の体験をまじえて聞きました。そして最後に自分は臓器移植についてどんな選択をしていきたいか、家族が臓器移植を求められたらどうしていくか、それはなぜかなどなど考え、少人数のグループで共有し、発表をしました。

実際に臓器移植の現場に身を置くことは少ないかもしれないけれど、延命治療の選択について考えることは可能性が高いだろう、ということも校長先生から教えていただきました。

 

自分の死生観について真剣に考えた時間を過ごすことができました。

テーマとしては重いものですが、家族で考える時間を持つことはいざというときのためにとっても大切な時間になります。そして、毎日の生活では命を大切にして過ごしていかなければならないと改めて感じることができました。