高2 たくさんの思い出を胸に!充実の修学旅行②

 

 

高2の修学旅行、3日目は3つのコースに分かれて見学です。1~3号車の生徒たちは、瀬戸大橋を渡って四国の琴平に行きました。香川県と言えばうどんが名物。中野うどん学校で、音楽に合わせて楽しくうどん作りを体験しました。その後、785段もある階段をふうふう言いながら登って、金刀比羅宮をお参りしました。境内からは、瀬戸内海方面の眺めが抜群でした。

 

4号車の生徒たちは、まずは学生服の大手であるカンコー学生服の工場へ。トキワ松の制服もここで作られています。毎日着ている制服がどのようにして作られているのかを見学し、さらに愛着がわいているようでした。そして、トキワ松のチェックの制服の生地でできた小さなバックに刺繍やボタンで飾ってオリジナルのバックをお土産に持って帰ることができました。

午後は備前焼きの手びねりを体験。粘土の成型に悪戦苦闘しながらもオリジナルの皿やコップの作品を作りました。焼き上がりが楽しみです。

 

5号車の生徒たちは、船で直島へ。直島は世界的に有名な現代アートの島です。フェリーが港に着くと、草間弥生の大きな赤いカボチャが私たちを歓迎してくれました。そして、安藤忠雄の設計による地中美術館と、ベネッセハウスミュージアムを見学しました。残念ながら館内は写真NG。モネ、タレルらの大きな素晴らしい作品をしっかりと目に焼き付けました。作品が館内だけでなく海岸や林の中にもあって、自然と現代アートが融合した不思議な島でした。

 

夜は、ホテルオークラ神戸で、テーブルマナーを学びました。緊張しながらも、コース料理を美味しくいただきました。

 

 

石海峡大橋を渡って淡路島へ。北淡路震災記念館では、1995年1月に起きた兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)について、被災された方からお話を伺いました。内陸直下型、活断層型地震で、死者6千名以上出した震度7の巨大地震でしたが、記念館にはその地震のきっかけとなった野島断層がそのまま保存されています。いつどこで大きな地震が起こるかわからない日本。「保護者との連絡方法、場所を考えておきなさい」というお話は、改めて防災について考える機会となりました。

 

午後はお楽しみの神戸の自主研修です。新神戸駅から宿泊先のホテルオークラ神戸まで、北野異人館、南京町など神戸の観光地を、事前に自分たちで計画したコースで班ごとに歩きました。皆、お土産をたくさん手に抱えながら、ホテルに戻ってきました。

 

 

修学旅行最後の夜は、ナイトクルーズで夕食です。デッキは少々風が強かったのですが、神戸の美しい夜景を楽しむことができました。

 

最終日の見学地は、世界遺産にも登録されている姫路城です。白鷺城とも呼ばれる姫路城の美しさ、天守閣からの眺望に感動しました。特に日本史を選択している生徒たちは、難攻不落の城の作りを興味深く見学していました。

 

 

幸いなことに5日間雨に降られることなく、お天気に恵まれ、充実した修学旅行となりました。1年かけて事前学習をしてきたことが、現地で実体験し、各地で学ぶことが多かった旅でした。いつかまた大人になったとき、心に残った場所をもう一度訪れてみてくださいね。