高1思考と表現 特別授業?!絵と対話しよう🖼

美術・デザインコースの生徒たちと、対話型の絵の鑑賞(Visual Thinking Strategies)を行いました。これは、作品をよく見て、感じたことや思ったことを自由に発言し、他の人の意見も聞きながら作品の見方を深めていく鑑賞方法です。

「思考と表現の授業」と聞いていた生徒たちは、調べたり、書いたりといったことを想像していたのか、図書室のしつらえがミニシアターのようになっていたためか、興味津々。いつもは決まっている席も自由と聞いて、生徒たちは思い思いの席に着きます。

今日の目的の説明を受け、2作品を鑑賞しました。

 

「じっくり絵を見てください」という担当者のことばに、席を立つ人や絵に近づく人など、生徒たちはじっと絵を見ています。そして対話の時間になると、初めのうちは周りを気にしてか発言もまばらでしたが、だんだんと発言も増えていきました。色、構図、描かれている人物たちの視線や関係性、中には時代背景や宗教についての言及まで、生徒の中からはさまざまな意見が出てきました。

 

2枚の作品を鑑賞し終わった後、生徒たちには今回の感想を書いてもらいました。この鑑賞法に初めて触れた生徒が多かったようで、「他の人の発言内容を聞いて、そんな見方もあったのか」「刺激を受けた」といった感想が多く見受けられました。更に、2作品について、発言しきれなかった自分の見方が書かれている感想も多くありました。美術作品により興味を持つきっかけになってくれると、担当者としては嬉しい限りです。