3学期の授業から~中1国語「折り紙作文」に挑戦!

トキワ松学園の中学1年生の国語の授業では、様々な工夫で生徒たちの言語能力を伸ばそうと試みていますが、今回は少し変わった視点での取り組みで「折り紙作文」に挑戦しました。折り紙の折り方を文章で表現します。視覚的な物事を言語という媒体を通じて表現することは一見簡単そうで難しい!生徒たちは「ここを広げてつぶす…と言ってもどんなふうにつぶすって言ったらいいだろう。」「端っこってどの端っこか分からないなあ…」など折りながら四苦八苦。「対角線」「頂点」「底辺」など数学的な要素も満載。苦労しながらも楽しく文章を構成し、思考力、論理立てて文章を構成する力を磨きました。

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さて、文章ができ上ったら、次は発表。作ったものを見せずに文章だけで説明し、聞いているクラスの生徒たちが、実際に折ってみます。最後まで到達できた人の人数が、その人の得点!ゲーム感覚で盛り上がりました。

2017年度 修了式~ Take time by the forelock!~

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卒業式の後、修了式。校長先生からは「 Take time by the forelock!(チャンスの前髪をつかめ!)」という言葉とともに世界的な物理学者スティーブン・ホーキング博士についてのお話がありました。ホーキング博士は学生時代に全身が動かなくなる病にかかりながらも、研究を続けてブラックホールがエネルギーを放出して消失することを発見しました。偉大な発見ができたのも病気にも負けず絶え間ない努力をしたからこそ。

Take time by the forelock!」には、数少ない機会を大切にするということとともに、一瞬で過ぎ去ってしまうチャンスを逃さないように、普段から努力をしないといけないという意味も含まれています。時間は有限です。生徒の皆さんには、日々を大切にチャンスに備えて、その時が来たらためらわずにチャレンジしてほしいと思います。

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さて、部活の表彰では、漫画研究部が全国高校生イラスト・マンガグランプリで団体賞を、書道部が全国書初め大会で準大賞や特選などを受賞して表彰されました。これも普段の努力があればこそですね。

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最後に離任式。トキワ松学園のために尽力してくれた今年も何人もの先生方が退任されました。生徒たちから愛されていた先生方だけに、生徒たちからは大きなどよめきが。でも、新たなチャンスに向かってチャレンジする先生方をトキワ松学園として応援しています!頑張ってくださいね!!

トキワ松学園高校生徒会~2・3学期 活動報告~

今年度の2・3学期の私たちトキワ松学園高校生徒会の活動報告をいたします。1学期に引き続き、2・3学期、高校生徒会では生徒の意見を聞き様々なことを活動してきました。1学期の活動報告は以前のトキログ(→こちら)をご覧ください。

1.防寒具について
防寒具の利用について議題となり、「スヌードの利用を許可してほしい。」という意見について会議で話し合いを重ね、「色や柄は派手ではないもの」「大きな飾りがついていないもの」というルールでスヌードの着用が可能となりました。
他にも、防寒具を使用の際のルールの確認と見直しがされました。

2.目安箱について
11/16~12/5までを仮設置期間とし、高校の各学年の廊下に目安箱を設置しました。目安箱から下記の意見が挙がりました。
☆図書館の利用時間を伸ばしたい。
★カフエテリアに電子レンジを設置してほしい。
☆髪の毛をおろしたい。
★トイレの冷水を温水にしてほしい。
これらの意見を、今年度中に実現可能なものと不可能なものにわけた上で、改善に向けて沢山の議論を重ねました。

3.自習室について
2・3学期を通して、生徒の学習スペースを広げるため自習室を増加できるような活動をしてきました。2・3学期で計5日間テスト期間前に、空き教室を仮自習室として細かい利用者数を調査しました。この調査をきっかけに、今後自習室を増やす際の参考にし、反省点を生かして来年度、実現できるように努めていきたいと思います。

私たち生徒会は、この3学期間を通して生徒の意見と向き合い、多くの意見を出し合って議論し、改善に向けて活動してきました。今年度中に改善できなかったことは来年度に引き継ぎ、今後も生徒がより良い学園生活を送れるような過ごしやすい学校にしていくために精一杯努めていきたいと思います。1年間ありがとうございました。

高校生徒会一同

英語の歌で感謝を伝える♪中学卒業式!

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高校に続いて中学の卒業式が行われました。大半の生徒が本校の高等部に進学するとはいえ、9年間の義務教育が終わる節目の年。笑顔の絶えない赤学年ですが、卒業をむかえる嬉しさの中にも、次の高校へむけての決意のようなものをそれぞれの顔に見ることができました。

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ほとんどの生徒が英検3級に合格(なんと6割の生徒が準2級に合格してます!!)するほど英語を得意とする赤学年。式の途中では、カーペンターズの「Top of the World」を英語で歌い、先生たちに感謝の気持ちを伝えていました。歌の途中では、感極まって涙する生徒の姿も。

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たくさんの思い出とともに次のステップへ進む生徒たち。でも、まだまだ夢の途中です。色々なことにチャレンジして夢をかなえるための「正しい方法」を見つけ、夢をかなえていきましょう。

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3学期の授業から~「貿易ゲーム」

3学期にトキワ松学園で行われた授業で、トキログでご紹介できなかったものがたくさんあります。そのなかのいくつかを年度末にご紹介します。

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今回ご紹介する講座は、「貿易ゲーム」です。この講座は高校3年生の教養講座として行われましたが、今回は高校二年生の政治経済の授業と合同で開催しました。

貿易ゲームでは、紙を資源に、文具を生産手段に見立てて製品を生産し、マーケットで販売して最終的にどれだけの富を築くことができるかを競い合います。

10カ国に分かれた生徒達が、ゲーム開始の合図とともに自分達の国に渡された袋を開くとすぐにあちこちから「あれ?」という声が…
実はこのゲームでは、あらかじめ与えられる道具や紙や資金に大きな格差があり(現実の世界と同様に)、製品を作って稼ごうにもハサミも定規もない国があるのです。

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戸惑う生徒に向かって、「さて、これは“貿易”ゲームですから、周りの国もよく見てください」と声をかけると、ようやくこの「世界」の仕掛けに気づいた生徒達は立ち上がって他国との交渉をはじめました。

「はさみを100ドルで売ってください」「200ドルでレンタルなら…」
「私の国には何もないので、働かせてください!」

世界を股にかけて交渉に徹する生徒、黙々と製品を作る職人気質な生徒、与えられた道具だけで高額製品を作ろうと図形の計算をする生徒…どの生徒も必死に利益を追求していきます。

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そんな生徒をさらに追い込むように、物価の暴落や、道具の貸与という国際支援、一部の国に対する有利な情報の伝達、新たな資源の発掘など、ゲームの最中には沢山のハプニングが起こりましたが、その度に生徒はたくましく「世界」の流れに対応して、ゲームはどんどんと熱を帯びていきました。

今回のゲームの勝敗は先進国が優勢のようでしたが、様々な工夫によって善戦した国も多く、ゲーム終了後には「もっとやりたかった!」いう沢山の声が聞かれました。
の後、振り返りシートを使って、ゲーム中に起きた様々な出来事や、自分達の工夫が現実世界の何にあたるのかを考え、話し合い、解説をしました。

超過供給が招く物価の暴落、資源の分配の不平等と南北問題・南南問題、産業廃棄物、自由貿易と保護貿易の違い…どれもこれまでの授業の中で学んできたことですが、今回のゲームの疑似体験によって、さらに理解が深まり、今後につながってくれたらと思います。

受験体験発表会・2018年大学入試合格校

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トキワ松学園では先日、受験体験発表会がありました。受験を終えたばかりの卒業生を招き、受験体験を聞く会です。高校1年・2年の全生徒が集まる第一部(全体会)では、美術デザイン・文系進学・文系特進・理系の各コースを代表して1名ずつの卒業生の話を聞きました。進路決定について早くから考えておくことや普段の授業を大切にすることなど、当たり前のように思えることでも、受験を終えたばかりの先輩から聞くと重みがあります。

全体会が終わると、希望進路別に分かれた第二部(分科会)です。国際関係・医療など、興味のある分野に進学する卒業生のいる教室に行き、少人数で話を聞くことができます。第二部終了後には、今年も廊下で先輩からさらに話を聞く在校生の姿が多く見られました。思っていたイメージとのズレを修正したり、まだ実感のわかない受験への切り替えができたのではないでしょうか。今年の入試で合格をいただいた大学等の一覧は以下の通りです。受験生の皆さん、新しい生活に向けて良い準備をしてください!

【2018年大学入試合格校】2018年3月16日現在判明分
<国公立大学>
お茶の水女子大学  東京藝術大学  横浜市立大学

<私立大学>
青山学院大学  跡見学園女子大学  桜美林大学  大妻女子大学
学習院女子大学  神奈川大学  恵泉女学園大学  國學院大學
国士舘大学  駒沢女子大学  駒沢大学  相模女子大学
実践女子大学  城西国際大学  湘南医療大学  尚美学園大学
昭和大学   昭和女子大学  女子美術大学  白百合女子大学
成蹊大学  成城大学  聖心女子大学  清泉女子大学
専修大学  洗足学園音楽大学  創価大学  玉川大学
多摩美術大学  中央大学  鶴見大学  帝京大学
帝京科学大学  帝京平成大学  田園調布学園大学  東京医療保健大学
東京家政学院大学  東京工科大学  東京工芸大学  東京女子体育大学
東京女子大学  東京造形大学  東京未来大学  東京理科大学
東北芸術工科大学  東洋大学  東洋英和女学院大学  獨協大学
日本大学  日本歯科大学  日本女子体育大学  日本女子大学
フェリス女学院大学  文化学園大学  法政大学  武蔵野大学
武蔵野美術大学  明治大学   明治学院大学  横浜創英大学
横浜美術大学  立教大学  立正大学  和光大学

<海外大学>
マニトバ大学

<大学校>
京都伝統工芸大学校

<短期大学・専門学校>
川崎市立看護短期大学
有明教育芸術短期大学  國學院大學北海道短期大学部
共立女子大学短期大学部  女子美術大学短期大学部

イムス横浜国際看護専門学校  聖マリアンナ医科大学看護専門学校
東京栄養食糧専門学校  東京コミュニケーションアート専門学校
東京モード学園  日本工学院専門学校  日本デザイナー学院
臨床福祉専門学校  横浜労災看護専門学校  横浜中央看護専門学校

以上

漫画研究部 アニメーションの世界へようこそ!

トキワ松学園の文化部でいちばん部員数が多いのが漫画研究部です。先日の放課後、美術室をのぞいてみると漫画研究部員を対象にアニメーション講座が行われていました。

講師の先生は併設校である横浜美術大学のビジュアルデザイン研究室の西尾巧先生です。4月より横浜美術大学では新たにアニメーションコースがスタートします。制作現場の裏側のお話や、制作過程などのお話を生徒たちは興味深く聞いていました。

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今回の講座を受けた漫画研究部の部員たちは、見る人に分かりやすいよう画面を構成することや、設定や時代背景に合わせて細部にこだわることを学ぶことができたようです。部員にとって、視野を広くする良い機会になりました。西尾先生、ありがとうございました。

 

高1・2年 横浜美術大学 卒業制作展見学  

高校1、2年の美術デザインコースを対象に横浜美術大学の卒業制作展を見学しました。美術というと絵画を思い浮かべがちですが、横浜美術大学のテキスタイルコースやビジュアルコミュニケーションデザインコース、映像メディアなどさまざまな魅力ある分野の作品が並び、生徒たちも数多くの個性ある作品を前に、美術表現の幅の広さに感動する姿が多くみられ、充実した時間を過ごしました。見学から受けた多くの刺激を今後の制作に生かして可能性を広げてくれたらと思います。

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なお、明日より横浜美術大学の受賞作品展が横浜赤レンガ倉庫で行われます。お近くの方はぜひとも足を運んでみてください。

受賞作品展
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日時:2018年3月8日(木) 〜 3月13日(火) 11:00 〜 19:00 (最終日 17:00まで)
会場:横浜赤レンガ倉庫 1号館2F(横浜市中区新港1-1)

高1生徒の感想から
・一つ一つ作品に個性があり、すべてコンセプトが違ったので見ていて飽きませんでした。見ていてこちらまで楽しくなるような作品ばかりで、作品の見せ方を工夫していて展示作品見学というよりもアトラクション感覚で楽しめました。

・不思議な、それでいて引き付けられるような作品が多く(子ども心をくすぐられるような)、見ていて楽しかった。アイディアがどこから来たのか気になった。

・目を惹かれるものばかりで魅力的だった。時間と手間がかかっていると思った。タイトルにも工夫が凝らされていて、それも作品の一部なのだと改めて感じた。

笑顔と涙!愛に溢れる感動の高校卒業式!!

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本日、70回目となる高校の卒業式が行われました。卒業する白学年は元気あふれる学年!スポーツ祭典でも連覇を果たすなど元気と明るさが特徴の学年です!昨年、トキワ松学園が100周年を迎えた際も白学年が中心となって制服のカーディガンを導入するなど、溢れる行動力で学園を引っ張ってくれました。

明るい学年らしく校長先生から卒業証書を受け取る際も、笑顔の生徒が多かったようにもいます。一方で、先生たちは学年主任の先生を筆頭に涙が…卒業生の答辞、保護者の挨拶に卒業生も教員も目頭を熱くしました。

学校生活も子育ても楽しいことだけではありません。でも、振り返ってみるとすべてがかけがえのない思い出です。思い出のたくさん詰まったトキワ松学園は、永遠に皆さんの「ふるさと」です。元気なとき、悩んでるとき、立ち寄ってみてくださいね。

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法の世界を実体験する~裁判傍聴

トキワ松学園の社会科では、裁判傍聴を希望者対象に行っています。裁判員制度もあり、他人事ではない裁判。中学3年生は先日、裁判員裁判の模擬評議も授業で行いました。今年度の裁判傍聴は、高校3年生・高校2年生・中学3年生対象に実施しました。ほとんどの生徒にとって、初めて目にする裁判。以下はその傍聴レポートです。

  • 「過失運転致死」
    ご遺族の意見を聞いていて心が苦しくなりました。いつも歩いていた道が、(事件を思い出して)通れない。この事件は被害者の命を奪っただけでなく、家族の時間も奪うのだ、ということも印象に残りました。
    被害者の事ばかりがニュースに取り上げられるので、(加害者である)被告人にも複雑な家族のかかわりがあることを裁判で知り、ニュースや新聞だけでは本当に事件を知ることはできないんだと思いました。被告人の気持ちを初めて考えることができました。
  • 「薬事法違反、自動車運転過失致傷」
    初めて裁判を傍聴して、本当に人生がかかっているのだと改めて気付いた。新件(公判第1回目)ということで、裁判の内容をスムーズに理解する事が出来た。薬物は一度使用するとなかなか抜け出すことができない。周囲の人の力を借りながら、社会復帰に向けて頑張ってほしいと思った。
  • 「殺人、住居侵入など」
    被害者のお父様の「ただ娘を返してほしい」という言葉が心に響きました。親の立場からすると自分より先に子どもが死んでしまうというのは不合理で、とても受け入れ難い事実だと思います。

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<画・参加した生徒>