明日は英検の2次試験です。トキワ松学園も会場になっており、1次試験を合格した生徒たちも受験します。生徒の皆さんは、来週から始まる期末試験もあって大変ですが、これまでお昼の休み時間などを利用して、2次対策をしてきました。
先生が個別に面接練習をしたり、同じ級を受ける人同士でグループで練習をしつつ、先生からアドバイスをもらって面接試験のポイントを確認していました。受験する皆さん、練習を思い出して、落ち着いて試験に臨んでくださいね。頑張れ、トキワ生!
「思考と表現」の2単元目は、図書室オリエンテーリング。その名の通り、本の中に入っている問題を探しだし、次々に解いていく、ゲーム性の強い課題です。しかし、問題を解くことによって、資料検索に必要な「請求記号、目次、索引、奥付」といった内容について学ぶことができるようになっています。
生徒たちは図書室の中をぐるぐる回りながら、本から本へと渡り歩き、問題を解いていました。終わった後は、「今までは本の書名でしか探してこなかったけれど、請求記号で探すのは便利」「図書室にはこんなに様々な分野の資料があることがわかったし、また、これまで見たことのなかった本にも興味を持った」「目次を見ると本の内容がわかる!」「索引は便利だな、としみじみ思いました」「興味がある分野の本がこんな所にあるのかと分かり、読んでみようと思った」「今まで図書館では本が見つけられず、いつも司書の方に探してもらっていたけれど、これからは自分で探せる!」など、楽しみながらも図書館と図書資料について学べたようです。
高校1年生の歌舞伎教室に続いて、高校2年生が国立能楽堂で能狂言教室に参加しました。馴染みが薄いと思ったら意外と多くの生徒が能や狂言を鑑賞したことがあるそう。グローバル化が叫ばれる中で、国外に目が向きがちですが、自分たちの国の文化も大切にするご家庭が多いのだと感じました。
さて、能狂言教室では、代表の生徒が舞台に上がり狂言の所作や演技の一部をを教わりました。狂言は動作だけでなく、その動作の音を大きな声で表現します。代表の生徒だけでなく、観客みんなでお酒を注ぐしぐさ、飲むまね、ノコギリの動作を一緒に行い、音を声に出すことで会場に一体感が生まれ、狂言の世界を身近に感じました。
今回の演目は狂言が「清水(しみず)」、能は「葵上」。狂言のコミカルな掛け合いにクスリと笑ったり、六条御息所の生霊に息を飲んだりしながら演目の世界に親しみ、休憩時間にはロビーでスタンプを押したり、能面などの資料を見たりしながら幽玄の世界を堪能ました。
6月16日(土)高校1年生は国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に参加しました。この日を楽しみに待っていたという生徒も多く、開演前は期待に満ちた表情が輝いていました。
いよいよ幕が開くと、時間を忘れて歌舞伎の世界に引き込まれて行きました。今年の演目は「連獅子」。親子の獅子の情愛を迫力いっぱいに描いた作品です。子の父を慕う健気さ、厳しく接しながらも子を心配そうに見守る父。その演技と舞に心打たれ、思わず涙した生徒もいました。また、間狂言のふたりの僧のユーモラスなやりとりでは、会場中が笑いで包まれました。そしてラストの激しい舞。長い髪を豪快に振る迫力に圧倒され、大きな拍手が沸き起こり、幕となりました。
終演後もロビーでは「楽しかった」「他の演目も見たい」「すごい迫力だった」などという感想が聞こえて来ました。日本の伝統文化に触れた一日。素晴らしい思い出として、生徒一人一人の心に刻まれたようです。
スポーツ祭典、日本ダンス大会を終えて、高3が引退をしました。今まで引っ張ってきた高3の皆、お疲れ様でした!今までよく頑張ってきたね。ここからは、受験モードに切り替えて、自分たちの力を発揮しよう。
ということで、頑張ったダンス部員のご褒美のようなタイミングでBeat Buddy Boiのgash!さんのワークショップを行いました。
自らの体で音楽を奏でるが如く繰り広げられる発想力豊かなダンスは、観る者を瞬く間に虜にする日本を代表するダンスグループのBeat Buddy Boi。
ビッグイベントでも輝かしい成績を収め、ストリートダンスの限界を超え、新たなエンターテインメントとして昇華させ続けているダンスグループのリーダーを務めるgash!さんがトキワ松に来校し、ダンス部にご指導いただきました。
リズム取りやアイソレーションを中心に教えていただく中で、基礎力を上げようと真剣に取り組みました。まだダンスを始めたばかりの中学生や中高部活体験にきたトキワ松小6年生にも優しく接して下さいました。笑顔あふれるgash!さんから直接ご指導いただけた夢のような時間の中で、それぞれの課題を発見しさらに練習を重ねて夏の大会に向けて頑張りたいと決意しました。
トキワ松学園の独自の授業「思考と表現」が、今年度から高校1年生でもスタートしました。「思考と表現」は教科を越えたすべての学習の基礎となる、資料検索力・言語力・論理的思考力・コミュニケーション力を養う授業です。
今回は、探究女子になる第一歩として、まず初めに、調べるスキルの基礎となる、百科事典や専門事典を引いてみるという課題学習に取り組みました。合わせて、トキワ松学園では様々な教科で使う資料の一つの新聞にも触れてもらうため、新聞の縮刷版を引きました。
しかも、問題はクラス全員、違う問題! 実際に問題を始めてみると、左右の生徒と比べてみて「え!違うの!」という声が生徒たちから上がります。与えられた問題に生徒たちは黙々と取り組んでいました。早くできあがった生徒は、なかなか問題が解けない生徒たちのお手伝い。「ねえどこで困ってるの?」「この本は探してみたんだけど…」「それならあっちの事典がいいんじゃない?」など、お互いにコミュニケーションを取りながら、全員が与えられた課題をクリアしていました。
インターネットだけでなく、様々な資料にアンテナを張るための訓練として、図書資料はとても役に立ちます。今回の授業をふまえて、情報検索力を高めていきましょう!