この岩なーんだ? ‐中1理科分割‐

みなさん、この①~⑩のシールがついた岩石たち、それぞれなんという岩石か分かりますか?ヒントは、全部火山のまわりでできた火成岩、ということです。

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中学1年生は、火山の勉強のまとめとして、火山の活動でできる火成岩という岩石を学習します。火成岩には、火山の噴火で出てきたマグマが急に冷え固まってできる火山岩と、マグマが火山の地下深くでゆっくり固まってできる深成岩があります。さらにその中でも、含まれている鉱物(岩を形作っている1つ1つの粒(成分)のこと)の種類によって、流紋岩、安山岩、玄武岩、花こう岩、閃緑岩、はんれい岩など、いろいろな種類に分けることができます。これまで、どんな特徴の岩石がなんという種類か、という勉強をしてきた生徒たち。今日は、岩石当てクイズに挑戦しました。みんなノートや資料集を見ながら、真剣にクイズに挑戦していましたよ!

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さて、このブログをご覧になっているみなさんは、どれだけ正解できたでしょう? 

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数万年前の「南極の空気の音」を聞きました・・・サイエンス講座

2月14日(火)毎学期恒例の理科のサイエンス講座が開かれました。今回のテーマは『南極』で、講演者は国立極地研究所の福地光男先生でした。福地先生は、専門が海洋生態学で、南極には何度も行かれている南極のエキスパートです。先生のお話は、ご自身の中学高校大学時代のお話から始まり、南極の自然、そこからわかる地球の歴史、環境問題、宇宙のこと、そして昭和基地での生活の様子と多岐にわたり、あっという間の1時間でした。お話の途中では、何万年も前の南極の氷を溶かすときに聞こえる何万年も前の空気がはじける音を聞いたり、ゴンドワナ大陸時代の植物の化石や南極に落ちた隕石を見たり触ったりと、南極のことを以前よりもっと身近に感じることができるようになりました。

今回講演を聞いた皆の中から将来隊員となって南極に行く人が現れるかもしれませんね。楽しみです!

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今日の和室は、「保育園」・・・社会科ランクアップ講座

2月8日(水)、和室から元気な赤ちゃんの声が聞こえてきました。社会科ランクアップ講座として「赤ちゃんについて」が行われたのです。講師として本校専任教諭で育児休業中の木下紀子先生、山崎(石川)智美先生、元社会科非常勤講師の関幸代先生、助産師の大西涼子さんをお招きして赤ちゃんの生活を中心にお世話をする人(=お母さん、お父さん、祖父母など)の大変さをお話ししていただきました。

それぞれのお母さん先生と赤ちゃんの自己紹介、育児の大変さ(夜何度も起きる、上の子供たちを育てながら赤ちゃんを見ること、授乳の大変さなどなど)を全体にお話ししていただいたのち各先生方を中心に4グループに分かれ、赤ちゃんを抱っこさせてもらいながら、それぞれ質問をしたり、お話を伺いました。

赤ちゃんはかわいいけれど、一人では生きていけない存在で、周りの人の支えがとても重要です。また「お世話をするのはお母さん」と考えている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、地域の人々の連携があってこそ、子供たちは健康に育っていきます。とくに日本ではお母さんにお世話が偏りがちですが、そのお母さんを支えていくことも重要です。

最後に各先生方から

「妊娠、出産に対して怖いイメージを持っている人がいるかもしれないけれど、ぜひ人生の選択肢に加えてほしい(特に年齢が若いうちに)」「日本の社会では女性が結婚、出産しながら働くことはいまだにハードルが高いけれど、子供を産んだことによって得られるものもたくさんある」というお話があり、講座を終わりました。

以下は参加した皆さんからの感想です。

「子供が好きで保育士になりたいけど、周りに小さい子供がいないので、いろいろな性格の赤ちゃんにあえてとても面白かったですし、勉強にもなりました。実際の赤ちゃんを見たら、もっといろいろな性格の赤ちゃんに会いたくなりました。」(S・Tさん)

「高一になって助産師になりたいと思い、この講座を受講してみました。イメージでは『ずっと先生が話しているんだろうなー』と思っていたのですが、本物の赤ちゃんを抱っこさせてもらえると聞いてとてもうれしかったし、ここ数年赤ちゃんに触れたりしていなかったので、かなり癒されました!!赤ちゃんの生命力はすごいんだなと思いました。この講座を通じてますます助産師になりたいと思いました。なので、勉強やそのほかのことを頑張りたいと思います!」(M・Kさん)

「赤ちゃんを育てることはとても大変だとは思っていたけど、具体的にどのような点が大変なのかは知らなかったので、お母さん方から実際に苦労していることを聞き、よりリアルに感じました。私は夜泣きなどがお母さん方が一番苦労されていることだと思っていたけれど、すべてのお母さんが『おっぱいが張ってしまって痛かった』と言っていたので、意外でした。今回来てくださった方々すべてが、私たち生徒に赤ちゃんを産んでほしいと言っていたので、私もますますその気持ちが強くなりました。赤ちゃんを育てることは大変だけど、それ以上に得られるものがたくさんあるんだな、と感じました。」(S・Iさん)

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たべもので電池を作ろう♪

中学3年生の理科1では、2学期から引きつづき『エネルギー』について学んでいます。本日は、各エネルギーの変換を体感する実験を行いました。

金属などの物質の中に閉じ込められている「化学エネルギー」を「電気エネルギー」に変換する道具を、化学電池といいます[E:thunder][E:thunder]。塩酸などの水溶液と2種類の金属を使うと電池を作ることができると勉強しましたが、実は身のまわりにある「たべもの」を使っても電池は作れるのです!!

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                ▲さまざまな「たべもの」で試してみます。

すっぱい果物で電池ができることは教科書にもよく載っていますが、トキワ松の生徒たちの発想は豊かなので、各自持ってきた「たべもの」のバリエーションが豊富です。

「私、わさび持ってきた[E:sign03]」「先生、ニンニクって電池になりますか[E:sign02]」など・・・ Photo_2  Photo_3  

▲私はりんごでチャレンジします!!              ▲ダイコンは電池になるかな??

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            ▲溶かしたチョコレートが電池になったよ!!

結果はさまざま。意外にも豆腐やマヨネーズは乾電池と同じ1.5Vの電圧が発生し、歓声があがっていました。エネルギーについて詳しく学び、エネルギーを大切に使うよう心がけていきたいと思います。

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 ▲キンカンは0.6Vの電圧が発生!              ▲グレープゼリーは1.0V以上の電圧が発生して、

   電子オルゴールは鳴らず...残念!!             電子オルゴールが鳴りました♪

 

「おいしい爆発!! -中1理科-

日本は全世界の火山のうち、約15%が集まっている火山大国!そんな事実を今日は、中学1年生の理科で「おいしく体験しました。

中学1年生の理科では、3学期、地学分野を勉強しています。地学とは、「地球の学問」のこと。その中でも中1は、「地層」、「火山」、「地震」について学んでいます。
火山大国の日本に住んでいる皆さんは、身近な(?)火山にもいろいろなタイプがあるのをご存知ですか?平らでなだらかな形をしているもの、傾斜のきつい円錐形に近いもの、おわんをふせたようなぷっくりした形のもの…火山は、地中のマグマが地表に噴出し(噴火)そのマグマが固まってできますが、形の違いはこのときのマグマの粘り気の強さのちがいによります。
実際に…といっても、本物のマグマで実験するわけにはいかないので、今日は固めにあわ立てた生クリーム(粘り気・大)とほとんどあわ立てないさらさらの生クリーム(粘り気・小)をマグマに見立てて噴火させてみました。なんと、この火山、実験終了後にはおいしくいただくことができるというお楽しみ付き。
おいしさとあいまって、生徒たちの理解がかな~り深まったようです!

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MYウニをゲットしました。成長が楽しみです。高一理科

先日高校一年生の生物の授業でウニの人工授精を行いましたが、これはその続編です。今日は希望者に『MYウニ』を配りました。これは、小さな培養フラスコにウニのプルテウス幼生が4~5匹入っているものです。これからは、生徒達が自分達でエサをやり水換えをして、この子達を稚ウニになるまで育てます。今はまだ4つの腕をもつ4腕プルテウスか6腕プルテウスですが、このあとさらに8腕へと変化していきます。そして8腕プルテウスの時に変態誘導物質を与えると、稚ウニへと劇的な変態をとげるのです。これからのMYウニたちの成長が楽しみです。

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人生を左右する場にいて身が引き締まりました…高3裁判傍聴

1月16日(月)午後、高校三年生の22名は、「教養講座」として東京地方裁判所へ裁判の傍聴に行ってきました。日比谷公園の霞門に集合し、歩いて裁判所に向かいました。左手には厚生労働省の建物、少し歩くと国会議事堂の屋根が視界に入ります。裁判所に到着し「一般」の入り口から持ち物検査などを済ませて中に入りました。 この日は午後の時間帯だけでも選べるほど刑事裁判が開かれており、中には裁判員裁判の「判決」の予定も含まれていました。東京地裁で約3時間、傍聴を終えてまとめた「裁判傍聴記録」の中から生徒本人の掲載許可が出たものを幾つかご紹介したいと思います。

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○ 初めて裁判を傍聴しましたが、とても静寂な雰囲気でこちらにも緊張感が伝わってきました。殺人未遂事件の法廷より、覚せい剤の事件の法廷は狭かったのが印象的だった。検察官の証人への尋問が厳しかったのもとても現実的でした。(M.S.)

○ 弁護人や検察官、裁判官など、被告人が犯した罪について諭しているように思えた。反省することや、罪の重さを熱心に言い聞かせていた。ただ、被告人があまり反省しているように思えなかったことと、再犯しているということが残念に思える。

○ ドラマなどで知った裁判風景とは違い、弁護人があっさりしていることに驚いた。また二種類の裁判をみたうち、被告人の罪が過失か故意であるかによって裁判官の対応が異なっている点も大切だと思う。(K.S.)

○ 被告人が外国人のため通訳人が一つ一つ述べていた。証人の証言などから、被告人は普段はとても真面目な人柄であることが分かった。裁判を通じて、たった一つの行動がその人の人生を変えてしまうことを実感した。(M.S.)

○ 被告人の様子は非常に反省をしていて、起訴状の内容を争ってはいませんでした。私が気になったのは、弁護人が「慰謝料の支払いで被害者の気持ちも和らいだ」と発言していたことです。被害者の心はそんな簡単なものではないと思いました。判決が気になります。(S.K.)

○ テレビで見るのとは違う気持ちで傍聴することができた。人の人生を左右する場だから空気が重く、こちらまで緊張した。(W.S.)

○ 裁判を傍聴する前は漠然と「被告人は悪いことをしたのだから、早く処罰されればいいのに」と思っていたが、被告人の答弁を聞けば聞くほど、被告人だけが悪いわけではないかもしれないと思えた。しかし、被害者の女性の事件当時受けた恐怖心や今置かれた状況のことを考えると、許されることのない犯行だと思う。今回の傍聴を通じて、裁判は被告人と被害者の人生が決まる大切な場ということの意味が分かったので、とても良い機会だった。(R.T.)

いのちの教育 救急救命講習がはじまりました 

「他人の命も自分の命も大切」。トキワ松学園では、様々な機会を利用して「いのちを大切にする意識」を生徒たちに持たせたいと考えています。特に保健の授業の中では、「生老病死」にテーマを絞り、健康で豊かな人生を築くための基礎を養う指導を目指しています。

そのような中で、毎年、高一の3学期には救急法についての授業「命を救う救急手当」が行われ、目黒消防署と救命協会の方に学校で心肺蘇生法の実技講習をクラスごとにしていただいています。  

生徒の皆は、真剣!!自分の身近な人の突然の事故や、もし倒れている人に遭遇したらなど、その場をイメージして講習を受けました。 他では、なかなか体験できない「赤ちゃんの人形」を使っての救急法も学びました。 来週には、AEDの扱い方の講習を受け、全員が東京消防庁の「救命技能認定証」を取得します。

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生命の不思議さを感じています。 高一生物「ウニの人工授精と発生の観察」

「生命の不思議さ、素晴らしさに改めて気づいてほしい」。そういった思いで高校一年生の「生物」の授業で行っている『ウニの人工授精と発生の観察』が今年も始まりました。

生きているウニ(本物のウニを見るのも初めての生徒がほとんど)から卵と精子を取り出し、一人一人が顕微鏡で、卵と精子の受精を観察します。受精した瞬間に受精膜がゆっくりできてくると「わぁー」という歓声があがります。このあと生徒達は、自分達で受精させた受精卵がプルテウス幼生にまで発生していく過程を観察します。また、今年はお茶ノ水大学の協力を得て、希望者一人ひとりに培養容器を渡して稚ウニまで育てるという試みを行います。自分達の手で育てるため「マイウニ」として愛着もわくことと思います。

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         先生の顕微鏡の画像がテレビに映し出されます。

「この子は何を食べていたのだろう」・・・中3理科実験

今週中学3年生は理科2分野の授業で食物連鎖実感実験を行いました。題して『この子は何を食べていたのだろう?』実験です。

今年は新鮮なアジ、イワシ、サンマを解剖して胃や腸の中身を取り出し、双眼実体顕微鏡で観察しました。生徒達は久々の解剖で大興奮!内臓を取り出すだけでなく、眼の水晶体を取り出したり耳石を探したり三枚におろしてみたり(?)と自主的な学習にも取り組み、大満足の様子でした。さて、肝心の胃腸の中身ですが、ウロコやプランクトンのかけら、海藻の切れ端等が出てきました。中には胃がペッタンコの魚もいて(つまり何も食べていない)、自然界の厳しさも学ぶことができた実験でした。

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