フォトニュース図書館 No.3596

 

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トキワ松学園の調べ学習が「フォトニュース図書館」に取り上げられました。フォトニュース図書館に取り上げていただくのは今年度2回目。(一度目はこちらをクリックしてくださいね。) 図書室を利用した取り組みにつてはこれまでもトキログを通してお伝えしてきましたが、本やパソコンを使って調べる前段階の発想の仕方から、まとめ方、発表の仕方についてまで様々な形式で行っているトキワ松の授業の一端が紹介されています。本校の図書室を中心とした取り組みが注目されていることがお分かりだけるかと思います。

また、フォトニュース図書館の解説では、本校の司書教諭が一連の活動を説明していますので、画像をクリックしていただき、ご覧いただければと思います。

中2 読書感想文指導~型を学ぼう!~

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中学2年生で「読書感想文の書き方」の授業が行われました。本は好きだけれど、読書感想文ってどう書いたらいいの??という人、多いのではないでしょうか。トキワ松では、中学1年生から段階をおって感想文の書き方を指導しています。

中学1年生の段階で「メモの取り方」や「因果関係」を意識しながら書く指導を受けた生徒たち。中学2年生の今回は筆者の主張や作品のテーマを「型」に当てはめながら書く練習です。

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「型」にはめるというと印象が悪いかもしれませんが、基本の段階では「型」を身に付けることは大切なこと。歌舞伎役者の坂東玉三郎さんがある番組で「型破りな演技は、型を知らずにはできない。型を知らずにやるのは、型なしというのだ」という言葉を紹介していました。

文章の書き方も一緒です。基本を知っていることで、様々に応用がきくようになり、そこから自分らしさを表現できるようにもなります。生徒の皆さんには「型」を上手に利用しながら、自分らしい読書感想文を書いてほしいと思います。(中学朝礼での優秀作品の発表、楽しみにしています!)

中3 比較文化論&中2 ポップ作り

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今週も様々な教科が図書室を利用しました。その中から、アクティブ・ラーニング型の国語科の取り組みを紹介。

まずは、中学2年生が行ったポップ作り。中学1年生で「友達に薦める本」に取り組んだ生徒たちが、今度は本のポップ作りに挑戦。一年間、「読書マラソン」に取り組んだだけあって、手早く本が決まります。ポップ作りの難しさは小さい紙面に「色使い」や「キャッチコピー」を工夫して見る人をいかにひきつけるかということ。本の内容を短く要約する力も必要です。

生徒たちもどうしたら効果的なポップになるかと趣向を凝らします。こういった試行錯誤を繰り返しながら発想を広げていく活動が、高校生になり「ショッププロデュース」や「商品開発」にもつながっていきます。

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一方で、中学3年生は比較文化論にチャレンジ。思考力の一つに「対比する力」があります。類似のものを比較することで自分が調べたい、もしくは説明したい物事の特徴をとらえやすくなります。このような思考は文章読解でよく用いられますが、生徒たち自身が意識して主体的に取り組むことで一層の定着が得られます。

生徒たちは今までに使い方を学んだ百科事典を駆使しながらそれぞれに興味を持った物事を調べていきます。過去には「着物と浴衣」を比べたり、「日本と英国の建築」を比較した生徒もいましたが、今年はどんな論集ができるでしょうか。今から出来上がるのが楽しみです。

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フォトニュース図書館

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2011年に東京の私立学校として初めて文部科学大臣より読書活動優秀実践校として表彰を受けているトキワ松学園の図書室が、今回は全国の小中学校に掲示される「フォトニュース図書館」に調べ学習の活動が取り上げられました。

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先日もご紹介したように、トキワ松学園では中学に入学をすると本の配架や本のしくみについてクイズ形式やゲーム感覚で実際に目的の本を探す練習をします。また、調べ学習の一つとして百科事典の使い方を学ぶ中で、複数の事典を多角的に調べ、同じ事柄でもさまざまな説明の仕方をしていることに気づいていきます。

さらに、同じ事柄をインターネットでも調べてその違いを比較することもしています。インターネット検索に頼ることが多い現代ですが、インターネットと書籍、それぞれのメリット・デメリットを理解しながら調べ学習の基本を身につけていきます。

11月にも「フォトニュース図書館」に本校の図書室の取り組みが取り上げられる予定です。お楽しみに!

高一 図書室オリエンテーション

本校で育つ「探究女子」が持つ能力のひとつに「調べスキル」があります。幅広く情報を集め、何が本当なのか正しく価値判断をするこの力は、各教科と図書室が連携することで育てています。

本日行われた高校一年生の図書室授業のテーマは、「図書室利用スキルアップ!」。図書室の本を見つけるときに大きな助けとなる「分類番号」や、本の背表紙にある「請求記号」について説明を受けました。

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これは、トキワ松学園に中学校から入っている生徒は一度学んでいることなのですが、高校からトキワ松学園に入学する人もいるので、復習の良い機会です。そして、高校生になり、ぜひ利用できるようになると良いのが新聞のクリッピング。トキワ松学園の図書室では、授業の素材になりそうな記事や、進路決定に役立ちそうな記事を司書の先生方がクリッピングしています。

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本日の図書室授業の流れは、一人ひとりに違うお題が出され(写真は分類番号が539の新聞記事を探そうというものです)、見つけた新聞記事を読んだら、今度は同じ分類番号の本を探すというものです。新聞で興味を広げ、本で理解を深める、もしくは本で興味を持ったことの最新情報を新聞で得るというスキルを身につけることが、探究型学習の第一歩となります。在校生の皆さん、これからもどんどん図書室を利用してくださいね。

高二 文化祭ポスター制作

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高二の美術の授業で、文化祭ポスターの制作が始まりました。トキワ松学園では毎年、高校二年生の美術コースおよび美術選択者が文化祭ポスターを制作しています。今回はその資料集めを図書室で行いました。自分たちの思い描くアイディアに必要となる資料探して、メモをしていました。

この後、全校生徒によるポスターコンクール(7月7・8日)に選ばれた作品が、正式な文化祭ポスターとしてパンフレットの表紙にもなります。どうしたら見る人にインパクトを与えられるか、選んでもらえるかとそれぞれに思いをめぐらしてしたようです。どんな作品が出来上がるか楽しみですね。

今年度(2015年) 文化祭は
9月26日(土)/27日(日)
です。皆さん、ぜひご来校ください。

 

読書の秋に感想文の発表〈第二弾〉

今週の中学朝礼は、先週に引き続き読書感想文の発表です。今週は、中学3年生の2人に発表をしてもらいました。

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2人のテキストは、「フォトジャーナリスト吉田ルイ子」と「夢をつなぐ~全盲の金メダリスト河合純一~」で、ともに小説ではなくノンフィクションの作品です。トキワ松学園では、中学1年生から高校3年生の1学期まで、毎学期読書感想文を書きますが、そのテキスト集である推薦図書目録「私たちの本」には、各学年の指定がしてあります。各学年、発達段階に応じた50冊程度の指定図書が挙げられているのですが、どの作品も「今」のトキワ松学園の生徒たちに読んでほしい作品ばかりです。中学1年生、2年生の指定図書は、小説が多いラインナップとなっていますが、中学3年生になると社会的な問題を取り上げたノンフィクションの作品が多く入るようになります。これは広く世界に目を向けてほしいと考えた選書です。

今回の2人の感想文は、作品のテーマである社会的な問題をしっかりと受け止め、自分の課題として考えられている力作でした。先週とはまた、ひと味違った感想文に中学生全員が聞き入った中学朝礼となりました。

読書の秋

11月26日(水)に中学1年生、2年生から一人づつ中学朝礼で読書感想文の発表をしてもらいました。感想文のテキストは、「船乗りクプクプの冒険」(北杜夫)と「宇宙のみなしご」(森絵都)と、どちらも小説となりましたが、ともに中学生らしい素直な感想文でありながら、作品の主題や作者の主張についてもよく考えられた、充実した内容の発表となりました。トキワ松学園では、中学1年生から高校3年生の1学期まで、学期ごとに感想文を書いてもらっています。一冊の本を読み、内容を理解するだけではなく、著者の意図をくみ取り、自分の意見、考えを発展させていく。そんな生徒の読書活動を国語科と図書室が協力し合って、育てています。良い作品の発表を聞くことで、相乗効果で生徒たちの全体の表現力も伸びていきます。12月3日(水)は、中学3年生。発表が楽しみです。

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図書室オリエンテーリング~5冊の本を探せ!~

 

 

期末テストが終わったテスト休みの間、中学1年生は、図書室でオリエンテーリングを行いました。

目的は、索引と目次を使いこなせるようになること、また、本の基本情報がわかる奥付について知ってもらうこと。トキワ松学園では、さまざまな種類の資料の中から、その時にもっとも必要な資料を選択し、使いこなせるようになってほしいと、図書資料を使った調べ学習を各教科で行っています。そのベースとなる知識として、目次、索引、奥付など、本の基礎的知識と、請求記号を呼ばれるラベルに書いてある文字情報の見方を学びます。と言っても、座学では飽きてしまうもの。今回は5冊の本を見つけながら、これらのことを自然と身に付けてもらえるよう、オリエンテーリングの形をとりました。

まずは課題のプリントが配られ、司書教諭から説明があります。プリントには最初の一問のみが書かれ、その本を探しに行きクリアすると、本の中にある次の課題に進むことができます。もらった課題のプリントの内容が全員違うことを聞き、説明中もすぐにやりたくてうずうずしていた生徒たちは、われ先にと本棚に向かいます。「本が見当たらない」と言いながら探す生徒あり、次から次へと一心不乱に解く生徒あり、全問クリアできた人は、借りたい本を探したり、本を読んだりすることができるため、みな一生懸命に課題を解いていきます。

解き終わった生徒たちからは、「大変だったけど、次からは本をすぐに調べられそう」「いつも読まないような本が見つかって嬉しかった!」など、楽しみながら学んだ様子が伝わってきました。しっかり身に付けて、今後の調べ学習に役立ててほしいです。

「しおりコンテスト」優秀作品発表

図書委員の企画で昨年11月に行ったトキワ松読書週間では、「気になる本」アンケートと、学校にちなんだ内容の作品を紹介する「校内読書ツアーガイド」、そして毎年恒例の「しおりコンテスト」を行いました。

今年度の「しおりコンテスト」では、全部で44作品出され、例年にない出品数の多さでした。12月に投票を行い、その結果、以下の作品が上位5作品に選ばれました。出品数が多かったためか、得票数も分散した傾向がありましたが、これらの5作品は安定した得票数を得ての当選です。作品が選ばれた方々、おめでとうございます!そして、投票してくれたみなさん、ありがとう!

上位に選ばれた5作品をはじめ、今年度出された44作品は全て、図書室で資料を借りる際の期間票(返却予定日が記されたもの)として、早速使われ始めています。図書室に来たときにはチェックしてみてくださいね。

左から「ちいさなちいさな王様」「遠い海から来たcoo」「人間失格」「星の王子様」「秘密の花園」

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