フォークストン便り №2

 

 

7月21日(月)晴れ時々雨
昨日の夕方にホストファミリーの待つフォークストンに到着し、いよいよ今日から英語研修の始まりです。ドキドキしながらバスや徒歩で、一人で、またはバディと一緒に学校までやってきました。午前中にクラス分けテストを受け、午後はリーダーに導かれ町のオリエンテーションで2週間滞在するこの町をぐるっと歩き大事な場所を覚えました。今週は、スペイン、イタリア、ロシア、フランス、ブルガリアからの生徒たちとともに勉強します。さあ、帰りは無事にステイ先までたどり着けるかな…。

7月22日(火)晴れ
「授業が、まだあまりよくわからない。」「ほかの国の生徒は英語がもっと上手!」「先生の英語が早すぎて聞き取れない!」などの声も聞こえてきますが、困難にぶつかるからこそきっと英語が上手になるはずと自分に言い聞かせながら、それぞれが取り組んでいます。午後からはカンタベリーへ半日遠足でした。カンタベリーには、イギリス国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂があり、ロンドンから比較的近い観光地としても大変人気のあるところで、いつも多くの観光客で賑わっています。大聖堂の中に入ると美しいステンドグラスとその荘厳な雰囲気に圧倒されました。その後、町で少しショッピングも楽しみました。

7月23日(水)晴れ
午後のBritish Cultureの授業では、クラスによっては町に出て現地の人にインタビューしました。なかなか難しかったです。今日はディナーの後、再び学校に集合し、Evening Activity-Casinoです。おもちゃのお金を使い、ゲームをしたり、占いをしてもらったり…。いろいろな国の生徒たちとの夜のお楽しみもこの研修の一つです。

7月24日(木)晴れ
授業の後、午後はSportまたはArts & Craftsです。Sportは、近くのスポーツセンターに出かけ、テニス、バドミントン、バスケットボールなどができました。今日も暑いので、汗だくで他国の生徒と試合をしました。Artsは、Tシャツの絞り染めをしました。どんな風に出来上がるか楽しみです。今日はディナーの後、お楽しみのDiscoでした。最初は恥ずかしそうにしていたトキワ松の生徒たちもだんだんノリノリになり、DJの流すリクエスト曲に合わせ大いに踊りました。来週のDiscoも今から楽しみです。

7月25日(金)晴れ
午前中は午後のプレゼンテーションのために準備をしました。各クラス、歌あり劇ありクイズありと趣向を凝らしていました。午後は近くのスタジオでプレゼンテーションと今日で卒業する仲間のGraduation Ceremonyが行われました。日本のこと(世界遺産、食べものなど)を発表したり、母国語の影響を受けた英語の発音に焦点を当てた歌、3匹の子豚の劇などトキワ松の生徒の発表ぶりは、他国のリーダーからも称賛を受けました。今週末、イタリア、ロシア、ブルガリアの生徒が帰国します。せっかく少し仲良くなったのに残念です。メールアドレスを交換して、これからも連絡を取り合う約束をした生徒もいます。世界は近くて狭いですね。

7月26日(土)晴れ
今日は朝から1日遠足でブライトンという海辺のリゾート地を訪れました。人気のある観光地のため、私たちのような外国からの学生たちの団体も多く、どこもかしこも大変な賑わいでした。まず、国王ジョージ4世の離宮として建てられたRoyal Pavilionを見学。外観はインド様式、内装は中国風で贅を尽くした建物です。調度品も豪華で、その当時の生活がよくわかりました。その後、Brighton Pierへと進みました。Pierにはミニ遊園地もあり、自由時間に乗り物に乗ったり、ショッピングしたり、楽しい一日でした。明日27日は、日曜日でお休みです。ホストファミリーと出かける人、家でゆっくりする人、友達と出かける人など、それぞれ自由に過ごします。いよいよ月曜日からは、2週目の授業になります。ますます頑張ります!

The King is Coming to this Town!

夏休みに入り、中学1年生は英語漬けの2日間を過ごす「校内留学」を体験しました。

“The king is coming to this town”という劇を1日半で覚え、全員がステージで発表したのです。

小学校で英語の授業が導入されているとはいうものの、本格的に勉強し始めてまだ4か月。

全員が人前で堂々と演じることに慣れているわけではありません。

でも、指導してくださるのがドラマ手法を教えるプロの先生方。

体を動かし、仲間と協力して、15分にもなる長い劇を、どのグループも元気いっぱい披露してくれました。

2時間に及ぶ発表を終え、生徒たちは修了書を手にして、興奮気味に「楽しかった!」「早く留学に行きたい!」と語っていました。

フォークストン便り №1

718日(金)晴れ
たくさんの保護者の皆様に見送られて、30名元気に羽田から出発しました。機内では偶然イギリス人のCAリッキーさんに英語でサービスを受け、これから始まるホームステイのよいwarm upになりました。11時間半のフライトを終え、ロンドン・ヒースロー空港に到着。イギリスには珍しく30度という暑さに迎えられました。明日からの生活の練習に近くのスーパーへ飲み物やお菓子の買物に出かけました。さあいよいよ海外研修の始まりです。

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719日(土)晴れ
今日は1日ロンドン市内の見学です。まずウエストミンスター寺院を訪れ、その後ビッグベンを背景に写真を撮りました。バッキンガム宮殿の衛兵交代は始まる前から沿道が人で埋め尽くされていましたが、ガイドの菱屋さんがおすすめポイントに案内してくださり、真っ赤な軍服の衛兵さんが行進していく姿を間近にながめることができました。お昼はパブでフィッシュアンドチップス、午後はナショナルギャラリーでゴッホのひまわりなど名画の実物に触れその迫力を実感しました。そしてフォトナムアンドメイソンを訪れ、中高生がお買い物できる品物は多くないものの、洗練されたディスプレイが次々に展開する店内を見て回り、イギリスの文化の一端に触れることができました。夕食はローストビーフとヨークシャープディングをいただき、ホテルに戻りました。

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720日(日)晴れ
ロンドン見学最後の日です。タワーブリッジを望むテムズ川沿岸の撮影スポットへ向かうバスの中で菱屋さんがロンドンの歴史をわかりやすく解説してくださいました。窓外に移り行く街の風景と合わせてロンドンという都市の奥深さを感じることができました。その後大英博物館を訪れ、同館が世界に誇る古代エジプトのコレクションを見学しました。後の時代のものと違い自然にできたと思われるミイラの前で生徒は皆固唾を飲んで解説に聞き入っていました。コベントガーデンに移動し少しだけフリータイムをとった後、ケンジントンガーデンの美しい散歩道を歩いてオランジュリーに向かいました。ヴィクトリア時代を思わせる部屋は窓から光がふりそそぎとても素敵です。優雅なアフタヌーンティーをロンドン滞在最後の思い出として、いよいよ研修地のフォークストンへ出発します。

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Are you ready to go to the UK?

 

今年も30名のトキワ生が本日、イギリスへ旅立ちました。参加生徒は4月から事前研修を重ねてきましたが、出発1週間前はいよいよ仕上げの研修です。実際に6名の外国人ゲストをお招きしての会話練習をしました。

 最初は自分のことばかり話してしまったり、自分を紹介するために作ったスクラップブックを使うことに集中してしまった生徒ですが、会話のセッションを重ねていくにつれて、相手に質問をして会話を膨らませられるようになってきました。たった2時間で会話が上達した生徒たち。18日間のイギリス研修中には英語の勉強だけでなく、世界中からやってきた同世代の生徒たちと共に英語を学ぶことで、きっと大きく成長してくれるでしょう。

ようこそRICSのお友達

昨日インドネシアのRaffles International Christian School から5人のお友達がトキワ松に到着しました。来週29日までトキワ生のご家庭に滞在して、生徒と一緒にトキワ松に通います。レセプションにはステイ先の生徒とご家族だけでなく国際交流部の部員が出席し日本語と英語の両方で歓迎の言葉を述べました。はじめのうち少しはにかんでいたRICSの生徒たちは、すぐにトキワ生と打ち解けて、楽しそうにステイ先に向かいました。

今日の朝は、国際交流部の部長・副部長が全校放送でRICSのことを紹介し、日本の学校生活第1日目が始まりました。今日は午前中いくつかの授業を受けて、午後は学校の図書室で日本語の授業を受けました。自己紹介のしかたを習い、終わるころには「私は~です、~才です」の他に好きなもの、きらいなものもきちんと言えるようになりました。「かっこいい人が好きです」…トキワ生と同じですね。

   

 

 

 

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MIFA国際交流フェスティバルに参加しました

 

先週の日曜日に、国際交流部・ダンス部・美術コース有志の生徒は目黒区国際交流協会(MIFA)主催の国際交流フェスティバルのボランティアに行ってきました。毎年2月に行われるこのイベントでは目黒区にある大使館がお国の文化を紹介したり、逆に外国人の方に日本文化を体験してもらうコーナーがあります。トキワ松の生徒たちはスタンプラリー、子ども遊び、書道体験、写真撮影の手伝いをしました。美術コースの生徒たちは得意分野を活かしたフェイスペイントを担当。ひっきりなしにやってくる子どもたちの顔や手に絵を描いてあげます。子どもたちはとても上手なイラストとトキワ生の笑顔に大喜びでした。今年はダンス部も参加し、ステージでダンス4曲を披露。素晴らしいパフォーマンスに大ホールは大いに盛り上がりました。また、最後のダンスは来場者の方も参加!カンナムスタイルの振り付けを教えてみんなで踊り、ダンスを通じた交流を楽しみました。

生徒たちがもう一つ楽しみにしていること、それは「食」!フェスティバルでは各国大使館のみならず様々な国や地域のお料理を売るお店が出店します。今年人気だったのは台湾とスリランカのお料理だったようです。

今年は例年以上に忙しい一日でしたが、生徒たちはたった1日で様々な国出身の方々を交流することができて、有意義な時間を過ごすことができました。

Hello Australia!

今年度から始まったターム留学。ついに第1期生の14名の生徒がオーストラリアに旅立ちました。シドニーで飛行機を乗り継いでメルボルンに到着したのは水曜日の午後。ここで東西2つの地区に分かれて移動します。生徒たちはそれぞれの地区でさらに2校に分かれ、合計4校で1学期間を過ごします。

到着時のメルボルンは快晴!青く、広い広い空に迎えられました。気温は約25度とすごしやすいですが、日差しが強いので実際の気温よりも多少暑く感じます。

生徒たちは水曜日の午後遅くにはホストファミリーと無事対面をし、それぞれの新しい家族と家に向かいました。新学期が始まる日は学校によって多少異なりますが、一番早い学校に留学する生徒は、早速明日から登校です。しばらくは緊張と不安でいっぱいでしょう。でも高い志を大きな夢を抱いてオーストラリアに降り立ったトキワ生ならきっとオーストラリアでも全力を尽くしてくれるでしょう。一期生14名の活躍を期待しましょう!

 

いよいよオーストラリアへ!

   

今年度から始まったオーストラリアでのターム(学期)留学。14名の第1期生がいよいよ1月28日にオーストラリアに出発します。現地では4校の私立高校に留学し、現地の生徒と同じように授業を受けます。

出発に先立ち、先週末に最後の保護者会と結団式を行いました。生徒一人一人が意気込みや目標を英語で堂々と話しました。「トキワ松の代表、日本の代表という気持ちで頑張ります」、「現地で友達100人作ります!」などそれぞれが個性豊かな発表を行いました。また、生徒全員でトキワ松の紹介プレゼンテーションも英語で行いました。現地で学校紹介を頼まれても、No Problem!

嬉しいニュースもあります。ターム留学参加者は10月末から事前学習としてe-learningを活用して英語の学習をしています。1月初旬に10月~12月の3ヶ月間の勉強総時間数の全国比較データが学校に届きました。その結果、全国トップ10になんとトキワ松の生徒7名が入っているのです!最上位の生徒は何と全国2位!現地での活躍も期待できそうです!

A Trip to Tanzania at International Hour

 

 

Did you know that Tanzania was actually two separate states called Tanganyika and the islands of Zanzibar, but combined in 1964 to become “Tanzania” ?

To be honest, I had forgotten that and learned it again yesterday.  Yesterday “International Hour” was held for our Senior 1 girls.  We had guests from Tanzania, Myanmar, Spain and Lithuania!!  Our guest speakers taught us some phrases in their native languages, and the girls enjoyed trying to introduce themselves to their friends and the guest in that language!  “Hola! Me llamo Teresa. Mucho gusto!”  It was much easier trying to introduce myself in Spanish than in Swahili!

The girls learned many new things from the guests about their country and culture and will share it with other students who learned about a different country in a group discussion class next week. I’m sure it was a unique experience for all of the students.  Which country will they learn about next?!

トキワ松の教育 ~英語3/3~

本校の教育の特長をお伝えしているシリーズ「トキワ松の教育」、英語科の3回目(最終回)です。

高校でも通常の読解、文法の授業に加えて、特色のある授業を多く行っています。Global Studies (GS)のは世界の諸問題を英語で学ぶ授業です。現在起こっている紛争、環境問題などを映像を多用して勉強します。GSは宿題もユニークです。ある日の宿題は家の中にある外国製品や輸入食品を調べる宿題を出しました。何のための宿題か分かりますか?これは、貧富の差と私たちの生活との密接な関係を学ぶための宿題です。このような活動を通じて生徒たちは日々世界を身近に感じていきます。

現在高校二年生は3学期に行うプレゼンテーションの準備中!まずは資料やインターネットを使って情報収集。そんな時の強い味方はトキワ松自慢の図書館です。情報を集めたら、今度は情報の整理・再構築を行います。ポストイットを使ってグループメンバーみんなで考え、発表内容の枠組みを作ります。発表本番は1月。素晴らし発表をしてくれることでしょう。

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読書指導や辞書指導も生徒たちが好きな活動です。トキワ松には図書館と英語科それぞれに英語の本がたくさんあります。生徒たちは自分の興味・関心に応じて様々な本を英語で読むことができます。

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高一はちょうど今、秋の読書週間を開催中!お昼休みに新しい本を借りていく生徒がたくさんいます。知っているお話を英語で読み、新しい発見をする生徒もいれば、シェイクスピアの有名作品に挑戦する生徒もいて、各自が自分のレベルに合った本を読んでいます。

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今月好評だったのは辞書活動です。冊子の辞書と電子辞書を両方使い、それぞれの辞書の利点を活かした使い方を学びます。最後は英英辞書を使ったクイズ作りを楽しみました。

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その他にも外国人ゲストから各国事情を学ぶInternational Hourやイギリス、アメリカ、オーストラリアで実施する海外研修プログラムもあり、トキワ生は日々生きている英語を学び力をつけています。