図書室オリエンテーリング~5冊の本を探せ!~

 

 

期末テストが終わったテスト休みの間、中学1年生は、図書室でオリエンテーリングを行いました。

目的は、索引と目次を使いこなせるようになること、また、本の基本情報がわかる奥付について知ってもらうこと。トキワ松学園では、さまざまな種類の資料の中から、その時にもっとも必要な資料を選択し、使いこなせるようになってほしいと、図書資料を使った調べ学習を各教科で行っています。そのベースとなる知識として、目次、索引、奥付など、本の基礎的知識と、請求記号を呼ばれるラベルに書いてある文字情報の見方を学びます。と言っても、座学では飽きてしまうもの。今回は5冊の本を見つけながら、これらのことを自然と身に付けてもらえるよう、オリエンテーリングの形をとりました。

まずは課題のプリントが配られ、司書教諭から説明があります。プリントには最初の一問のみが書かれ、その本を探しに行きクリアすると、本の中にある次の課題に進むことができます。もらった課題のプリントの内容が全員違うことを聞き、説明中もすぐにやりたくてうずうずしていた生徒たちは、われ先にと本棚に向かいます。「本が見当たらない」と言いながら探す生徒あり、次から次へと一心不乱に解く生徒あり、全問クリアできた人は、借りたい本を探したり、本を読んだりすることができるため、みな一生懸命に課題を解いていきます。

解き終わった生徒たちからは、「大変だったけど、次からは本をすぐに調べられそう」「いつも読まないような本が見つかって嬉しかった!」など、楽しみながら学んだ様子が伝わってきました。しっかり身に付けて、今後の調べ学習に役立ててほしいです。

いのちの大切さ、重みについて考える「いのちの講演会」

 

 トキワ松学園では「生と性教育」の一環として、年に3回「いのちの講演会」を行っています。全学年を対象とした今回の講演は、フォトジャーナリストの佐藤慧氏をお招きし、「共生の世紀に向けて~未来を紡ぐ生き方~」と題し、南部アフリカや中米での地域開発、ザンビア共和国での学校建設、東北の被災地の子供たちの様子をお話ししてもらいました。

 佐藤さんはアフリカを中心に取材をされています。また岩手県盛岡市のご出身でもあり、ご家族は陸前高田市に住んでいらっしゃいました。先の震災でご家族も被災され、復興支援団体「みんつな」を立ち上げながら取材を続けておられます。震災だけではなく、世界で起こっている不条理な出来事を私たちの「未来の糧」とするにはどうしたらよいのでしょうか。そのようなお話を、それぞれ印象深い写真を交えてしていただきました。以下は生徒たちの感想文です。

▽佐藤さんは自分のつらい経験を私たちが理解できるように丁寧にお話しして下さいました。私なら自分の大切な人が亡くなってしまったら、またその話を他の人に伝えようとは思いません。ですが、佐藤さんが私たちに伝えてくださったことにより、私も自分の深い傷をもう一度振り返り、整理し、受け止めるべきなんだと思うことができました。貴重なお話を聞くことができました。お話をしてくださってありがとうございました。

▽私は進学先を美術大学の映像学科を志望しています。理由はドキュメンタリー映像を作りたいからです。そのため今回佐藤さんのお話しは将来についてとてもためになりました。佐藤さんの「ご遺体の写真を取らない」という考え方、その理由にとても感動し、とても共感しました。私は自分の作品を前向きなものにしていきたいと思っています。

▽私は佐藤さんのお話を聞いて、いのちよりも重いものはないと改めて思いました。終わらない戦争、埋まることのない経済格差、生まれてからすでに決められている寿命の長さ。私たちが見ていない、本当に理解していない所や意識の中でとても残酷なことが今も起きているということ。佐藤さんのお話と写真を通して「知らない」ということの罪。また気付いていてもどのように手をつくせば良いのかわからない現実。たくさんの人間の問題に直面し、深く考えさせられました。私たちは自分本位に生きるのではなく、分け合うことができると私は考えています。完璧な平等は難しく、相手を受け入れることはもっと難しいかもしれませんが、世界中の人々が分け隔てなく肩を並べることができた時、私はそれを本当の平和と呼べるのではと思います。

美しい歌声、そして合同合唱~音楽鑑賞教室~

  

毎年12月に行われる音楽鑑賞教室。オーケストラやバレエ、和楽器など様々なジャンルの音楽や芸術を鑑賞しますが、今年度はチェコ少年合唱団「ボニ・プエリ」をお招きし、美しい歌声を鑑賞しました。

透明感のある歌声で宗教曲やヨーロッパの歌、チェコの歌や踊りの他にも、日本の歌、クリスマスソングなど親しみのある曲をたくさん披露して下さいました。

また、ボニ・プエリの皆さんと高一・高二の音楽選択生、コーラス部による合同合唱を行いました。自信を持って歌えるようになるまで苦戦しましたが、一生に一度かもしれない貴重な経験が実現し、生徒たちにとって大満足の1日になりました。

ラクロス部 Autumn Cup’2013 2部リーグ準優勝!!

Autumn Cup’2013 第11回中高女子ラクロス秋季関東大会において、トキワ松学園ラクロス部「Smash Stars」は2部リーグで準優勝を遂げました。

 

春の大会を終え、高校3年生が引退し、新チームが掲げた目標は『勝利!!』。2部リーグ制覇を目指して練習に励んできました。

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9月から始まった予選では順当に勝ち進むことができ、決勝トーナメント進出を決めました。

11月からの決勝トーナメントでは、練習の成果を発揮し、準々決勝、準決勝と接戦を勝利。

そして迎えた決勝戦。秋晴れの中、横浜美術大学のグラウンドで行われ、一進一退の試合展開の結果、5対3での惜敗となりました。厳しい練習を乗り越えてここまで来れたことは、良い経験となりました。

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『部長からの言葉』

今回のオータムカップで私たちの代での出場は、最後となりました。
代が変わってから「勝つ」というチーム全体の目標をたて、先輩の引退から厳しい練習をし、秋の大会に向けて励んできました。

決勝戦という、かつて先輩が立っている姿をみてあこがれていた舞台に立てたことが、今でも夢のようです。そして、皆で円陣を組んで入場した時の一体感は、今までになく最高の気分でした。

残念ながら決勝戦では勝つことはできませんでしたが、負けることの悔しさ、また勝つことの嬉しさ、チーム個々の反省点、一つの目標に向かってチーム一丸となることの楽しさを知ることができました。きっと、一生懸命に大会に向けて励んできた部員には共有できる感情だと思います。

今回学ぶことができたことをバネに、冬からは全国大会への予選、春の大会に向けて頑張っていきます。

 

写真部 都大会で8作品入選!

「第36回東京都高等学校文化祭 写真部門中央大会」(都大会)の一次選考で、本校写真部から8作品の入選が決定しました!

さらにこの中から高文祭中央大会の最優秀賞・優秀賞・佳作が決まります。昨年は見事最優秀賞を受賞しましたが、今年はどうなるでしょうか…。乞うご期待!

 

【 第36回東京都高等学校文化祭 写真部門中央大会 】

主  催  東京都教育委員会・東京都高等学校文化連盟

開催日時  平成25年12月22日(日)~26日(木) 午前10時~午後5時

(初日は関係者のみ午後5時まで、最終日は午前11時00分まで)

会  場  都政ギャラリー(都議会議事堂1階)

〒163-8001 新宿区西新宿2-8-1

都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」A3出口より徒歩1分

【 東京都高等学校写真連盟HP 】http://www.geocities.jp/tokosharen/shashinten.html

トキワ松の教育 ~数学3/3~

3回シリーズでお伝えしている、トキワ松の教育。本日は『数学』3回目(最終回)です。今回は、高校特進講座の様子を紹介します。

高校では、毎週金曜日の7時間目に、高校一年生の特進クラスと高校二年生の理系クラスの希望者を対象に、数学特進講座を行っています。目的は、センター試験レベルの大学入試問題に対応できる力を養うことです。

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数学の問題を解くときは、

 ① 問題を理解する

 ② 求めるものは何かを把握する

 ③ 与えられた条件を整理する

 ④ どんな方法で答えを導くか方針を定める

(既習の定理や法則の中で、何をどのように使うか)

 ⑤ 実行する(計算力、記述力)

といった、数学的な思考力と表現力が必要です。

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これらの技術を習得するため、特進講座では、まずは自分で考え、行き詰まったら互いにアイデアを出し合い、なるべく生徒たち自身の力で解答を導くことを目標にしています。じっくり考えて問題に取り組むことで、数学への理解が深まり、大学受験はもちろん、生きていく上で必要な、論理的思考力と、難しい問題も簡単には諦めない精神力を身につけることに役立っています。

トキワ松の教育 ~数学2/3~

3回シリーズでお伝えしている、トキワ松の教育。本日は『数学』2回目です。

今回は、「数学が得意」「よりハイレベルな問題に挑戦したい」という生徒向けに行われている特進講座の様子を紹介します。(今回は中学3年生の様子です。)

特進講座は、希望者を対象に各学年週1回、放課後に行われています。                学年によって目標は異なりますが、中学3年生の目標は「実力テストで偏差値60以上を取る」です。特進講座は、「実力を伸ばすためには、どうすればよいか」を真剣に考え、1人ひとりが自分の「分からない」と向き合う時間です。時には解けない悔しさのあまり、涙を流している生徒もいるくらいみんな真剣に自分自身と向き合っています。

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講座の内容ですが、授業で学習した基本事項を復習し、その応用問題に取り組みます。「答えを導くためには、何が必要なのか」を考え、問題を解く道筋を自分の頭の中で組み立てる練習を行っているのです。

中学球技大会 開催!

11月27日(水)HR、中学球技大会でドッジボールが行われました。

今回の球技大会は、中学校友会が「中1~中3までの中学3学年の交流」を目的に、代表会議で企画・運営をしました。

どの学年も必死にコートを動き回り、思いっきり体を動かすことができました。生徒からは「もっとやりたい!」という声が聞こえてくるほど、白熱した試合でした。

また、上級生のスーパープレーを見たり、学年をこえて助け合う場面などもあり、よい交流の場になりました。

 

A Trip to Tanzania at International Hour

 

 

Did you know that Tanzania was actually two separate states called Tanganyika and the islands of Zanzibar, but combined in 1964 to become “Tanzania” ?

To be honest, I had forgotten that and learned it again yesterday.  Yesterday “International Hour” was held for our Senior 1 girls.  We had guests from Tanzania, Myanmar, Spain and Lithuania!!  Our guest speakers taught us some phrases in their native languages, and the girls enjoyed trying to introduce themselves to their friends and the guest in that language!  “Hola! Me llamo Teresa. Mucho gusto!”  It was much easier trying to introduce myself in Spanish than in Swahili!

The girls learned many new things from the guests about their country and culture and will share it with other students who learned about a different country in a group discussion class next week. I’m sure it was a unique experience for all of the students.  Which country will they learn about next?!

トキワ松の教育 ~英語3/3~

本校の教育の特長をお伝えしているシリーズ「トキワ松の教育」、英語科の3回目(最終回)です。

高校でも通常の読解、文法の授業に加えて、特色のある授業を多く行っています。Global Studies (GS)のは世界の諸問題を英語で学ぶ授業です。現在起こっている紛争、環境問題などを映像を多用して勉強します。GSは宿題もユニークです。ある日の宿題は家の中にある外国製品や輸入食品を調べる宿題を出しました。何のための宿題か分かりますか?これは、貧富の差と私たちの生活との密接な関係を学ぶための宿題です。このような活動を通じて生徒たちは日々世界を身近に感じていきます。

現在高校二年生は3学期に行うプレゼンテーションの準備中!まずは資料やインターネットを使って情報収集。そんな時の強い味方はトキワ松自慢の図書館です。情報を集めたら、今度は情報の整理・再構築を行います。ポストイットを使ってグループメンバーみんなで考え、発表内容の枠組みを作ります。発表本番は1月。素晴らし発表をしてくれることでしょう。

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読書指導や辞書指導も生徒たちが好きな活動です。トキワ松には図書館と英語科それぞれに英語の本がたくさんあります。生徒たちは自分の興味・関心に応じて様々な本を英語で読むことができます。

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高一はちょうど今、秋の読書週間を開催中!お昼休みに新しい本を借りていく生徒がたくさんいます。知っているお話を英語で読み、新しい発見をする生徒もいれば、シェイクスピアの有名作品に挑戦する生徒もいて、各自が自分のレベルに合った本を読んでいます。

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今月好評だったのは辞書活動です。冊子の辞書と電子辞書を両方使い、それぞれの辞書の利点を活かした使い方を学びます。最後は英英辞書を使ったクイズ作りを楽しみました。

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その他にも外国人ゲストから各国事情を学ぶInternational Hourやイギリス、アメリカ、オーストラリアで実施する海外研修プログラムもあり、トキワ生は日々生きている英語を学び力をつけています。