図書室オリエンテーリング~5冊の本を探せ!~

 

 

期末テストが終わったテスト休みの間、中学1年生は、図書室でオリエンテーリングを行いました。

目的は、索引と目次を使いこなせるようになること、また、本の基本情報がわかる奥付について知ってもらうこと。トキワ松学園では、さまざまな種類の資料の中から、その時にもっとも必要な資料を選択し、使いこなせるようになってほしいと、図書資料を使った調べ学習を各教科で行っています。そのベースとなる知識として、目次、索引、奥付など、本の基礎的知識と、請求記号を呼ばれるラベルに書いてある文字情報の見方を学びます。と言っても、座学では飽きてしまうもの。今回は5冊の本を見つけながら、これらのことを自然と身に付けてもらえるよう、オリエンテーリングの形をとりました。

まずは課題のプリントが配られ、司書教諭から説明があります。プリントには最初の一問のみが書かれ、その本を探しに行きクリアすると、本の中にある次の課題に進むことができます。もらった課題のプリントの内容が全員違うことを聞き、説明中もすぐにやりたくてうずうずしていた生徒たちは、われ先にと本棚に向かいます。「本が見当たらない」と言いながら探す生徒あり、次から次へと一心不乱に解く生徒あり、全問クリアできた人は、借りたい本を探したり、本を読んだりすることができるため、みな一生懸命に課題を解いていきます。

解き終わった生徒たちからは、「大変だったけど、次からは本をすぐに調べられそう」「いつも読まないような本が見つかって嬉しかった!」など、楽しみながら学んだ様子が伝わってきました。しっかり身に付けて、今後の調べ学習に役立ててほしいです。