オリエンテーション期間中の高校1年生が学年の交流をかねて「世界がもし100人の村だったら」を行いました。これはトキワ松独自の英語の授業であるGS(グローバル・スタディーズ)の一環です。高校からスタートするGSは英語を使いながら世界で起こっている出来事を考えていきます。
生徒たちにはあらかじめ役割カードが渡っていて項目ごとにグループを作っていきます。まだ、顔と名前が一致していない同級生に声を掛けながらグループを作っていきます。
ギュウギュウ詰めになった紐の中でアジアの人口の多さを感じたり、日本の人口比率や識字率など項目ごとにグループを作りながら世の中の人口構成を実感していきます。
最後に、お金に見立てた鉛筆と消しゴムを渡された生徒たち。少人数でたくさんの富を持つ人たちと、たくさんの人数で少しのお金を分けなければならない人たち。「皆さんなら、この状況をどうする?」との問いに優しいトキワ生は「分けてあげれば」という声が上がっていましたが、残念ながらそう簡単でないのが現実です。
高校生となり、答えのない問題について学び、考えていくことを感じた生徒たち。楽しみながらも、世界で起こっている問題について考えるきっかけとなったようです。これから少しずつ学び、自分ができることを考えていきましょう。