「東北を忘れません!」高校三年生対象 いのちの講演会 

2月20日(水)、高校三年生対象の「いのちの講演会」が3階ホールで行われました。

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講師の野際さんから、まだまだ東北三県の復興は途上であること、原発のある地域など場合によっては復興に30年以上かかることなどのお話を聞き、それぞれが自分たちにできることを真剣に考えたようです。これから新しい世界に飛び立つ高校三年生に対して、エールともなるお話しでした。以下は高校三年生の感想です。

・震災から2年たった今でも、復興支援のニュースはまだまだ耳にします。それを考えると震災当時はどれほど大変だったのかと、その頃何もしていなかった自分のその時間がもったいないなと思いました。現在、私はその頃の自分を恥じ、大学ではボランティアサークルに入ろうと考えています。そしてそのことにより、自分の視野を少しでも広げ、意味のある経験をしたいと思います。高校ではできなかったことを大学で成し遂げるのが目標です。

・東日本大震災の津波の映像を見て改めて衝撃を受けました。忘れていたつもりはなかったけれど、風化されつつあるのではないかと思いました。自分たちは普通の生活が送れるようになっていても、被災地の人たちはまだ2年前と同じような状況にいるということを改めて認識しました。震災以来ずっと被災地のために何かできることが何かと考えていたけれど、実際行動に移すことができないでいました。しかし今回のお話を聞いて、小さいことでも何か助けになれるのだと思いました。まずは行動に移すことから始めたいと思います。

・メディアで放送されているものはほんの一部だということは理解しているつもりでしたが、実際に現地で撮影された写真や映像を見ると、東日本大震災の被害の規模の大きさを改めて痛感しました。その人が置かれている状況を想像し、何が必要なのか、何をすべきなのか理解し行動していかなければならないと思いました。東日本大震災から約2年経ちますが、まだ完全に復興はしていないのだとわかりました。これから私ができる範囲で援助をしていきたいなと思いました。貴重なお話が聞けて大変ためになりました。

・今回野際さんのお話を聞いて、「可能性」を一人一人が持っていることを自覚し、世の中に目を向けることが大切だと思いました。誰が何をどうするのか、ということも大事だけれども、一番大事なことは自分がこれから何をするのかという「可能性」を考えることが私たちにかけていることだと思います。とはいえ「知る→行動する」という一見簡単そうなことが実は難しいことだと思うので、被災地の可能性を信じて、知り、行動していきたいと思いました。