震度のちがいって? -中1理科分割-

中学1年生理科では今、地震について学んでいます。昨年は大きな地震があり、日本中が地震についてたくさん考えさせられた年でした。

みなさんは、全世界中で起こる地震のうち、約10%が日本を震源としていることを知っていましたか。日本という、地震がいつ起きても不思議ではない国に住んでいるからこそ、地震について詳しく知り、どのように自分の身を守っていくかを考えるということが大事です。

今日は、特に震度について学びました。震度とは、ある地域のゆれの程度を表すもので、震度0~4、5弱、5強、6弱、6強、7の10段階で表されます。一般に震度は、震源から近い地域であるほど大きく、遠い地域ほど小さくなるのですが、実は震源から同じくらいの距離にあっても、震度が全然違うこともあります。これには、地盤の固さが影響してきます。地盤のやわらかい地域ほど震度が大きく、固い地域ほど小さくなるのですが、イメージできるでしょうか。
このことをしっかり理解するための実験として、コーヒーゼリー(黒い方)と芋ようかん(黄色いほう)をそれぞれやわらかい地盤と固い地盤に見立て、同じ皿の上に乗せて揺らしてみてどちらがよく揺れるかを観察しました。

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写真を見ると、ようかん(固い地盤)はほとんど揺れていないのに、ゼリー(やわらかい地盤)はぷるんぷるんとよく揺れているのが分かりますね。生徒たちは、この様子に興味津々。休み時間には、自分の手で揺らしてみたいという生徒が教卓にたくさん集まってきていました。

地震の知識、日本人だからこそ、しっかり身に付けておきたいですね。