理科サイエンス講座 ロボットにとって「視る」ということは?

トキワ松の理科では、学期に一度、理科の様々な分野の大学から先生をお招きして、サイエンス講座を開いています。今回は、東京工芸大学でロボットビジョンの研究をなさっている鈴木秀和先生から、ロボットについて大変興味深いお話をうかがいました。

ロボットの眼とは何でしょう?一口にロボットと言っても、いろいろな種類のロボットがあるので、その機能によって、ロボットの眼は「操作する人の目」だったり、「センサー」だったり、「カメラ」だったりと様々です。人間の眼は本当に良くできている器官なので、それをロボットがマネするのは容易ではありませんが、そのロボットの機能によって広範囲が見えるカメラにしたり、サーモグラフィーにしたりすることで、最近ではロボットの見ている世界もかなり多種多様になってきているようです。
近年、ロボットが「視」てそれをもとに「自分の意志で動く」ということがようやく少しずつ可能になってきました。これから先、私たちとロボットには、どんな未来が待っているのでしょうか。とても楽しみになった1時間でした。

また、鈴木先生は、おもしろいお話だけではなくて、ロボットもたくさん連れてきてくださいました!本当の犬みたいに動くAIBOや、自分の意志で迷路を進むロボット…。生徒たちは、講義が終わった後もずっとロボットと触れ合って満足そうな顔を見せていました。

Rob0        Rob1