高2 いざという時のために『救命講習』

毎年、高校2年生の保健の授業内で普通救命講習を実施しています。理論1時間と実技2時間の計3時間を受講すると「救命技能認定証」を取得することができます。

まずはコンピュータ室で知識の習得です。東京消防庁の電子学習室を利用して正しい知識を学び、最後に30問の確認テストを行います。24点以上が合格ラインですが、「命を助ける知識に間違いがあってはならない!」ということで、満点ではなかった合格者は30点満点になるまでテストに取り組みました。

動画を見て実技の予習もしました。緊張する、早くやってみたい、とそれぞれに実技の実施をイメージしながら予習することができました。

 

実技の時間は東京防災救急協会と地元目黒の消防団の方々が講師として24名も来校してくださいました。胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの操作の仕方を体験することができました。人形を前に緊張しながらですが、講師の方々が1対1で丁寧に指導してくださったおかげで恥ずかしがることなく真剣に取り組むことができました。

 

また、本来は「上級救命講習」で実施される乳児の心肺蘇生の方法を、本校では特別にお願いをして取り入れていただいています。将来、母親になる可能性のある生徒たちにとってはとても有意義だったようです。

心肺停止の傷病者に出会わずに平和に生活できることが一番ですが、いざという時には、一度経験したことが命を救うための行動につながることを願っています。