気仙沼訪問報告

3月の震災以来、団扇を届けたり、文化祭で応援をしたりと支援の仕方を考えながら活動してきましたが、11月6日に目黒ユネスコ協会の協力を得て、気仙沼に生徒4人が行ってきました。その報告を校長先生にしました。

現地では、気仙沼の白幡教育長さんに話をお聞きし、全校生徒が書いたメッセージカードをお渡ししました。教育長さんが目を潤ませながら震災のこと、そして、これからの復興について語られる姿に生徒たちも心を打たれたようでした。中でも、「豊かなコミュニティーを持つ」との言葉はとても印象に残るものでした。
その後、沿岸部の被害を見たり、養護施設でお年寄りの方と交流をしたりしました。最後には仮設住宅を訪ね、自治会長さんや大阪からかけつけているボランティアさんからもお話をうかがいました。そこでも震災の様子だけでなく、その後の様子を聞きながら仮設住宅の問題や自立していくための支援のあり方など、多くの事を考えさせられました。
どのような支援の仕方をしたらよいのかと悩みながら活動をしてきましたが、現地の方々のお話を聞く中で、「継続的な心の交流」ということが大切だと確認できました。また、今回の訪問では、気仙沼の方々が支援を受けることよりも「若い世代」に今回の震災で学んだことを伝えたいという強さを感じました。
気仙沼の人々の気持ちを感じながら生徒たちが中心となり、今後の交流が広がっていって欲しいと思います。
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追記:教育長さんにお預けしたメッセージカードは翌日、城南中学校と九条小学校の児童生徒に届けられたそうです。

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