高校1年生 『社会・美術見学』

11月6日(水)、高校1年生は来年の修学旅行の準備として社会・美術見学にでかけました。                                                  午前中は江東区の第五福竜丸展示館の見学です。1954年水爆実験により多くの人が被爆し海と大気が放射性物質で汚染された事実については授業で学んできました。今回は保存されている船と資料を自分の目で見て当時のようすを肌で感じることが目的です。渡されたワークシートには、「船をスケッチしなさい」という課題があり、皆悲鳴をあげながらも船に向き合い真剣に手を動かしていました。                 他の多くの展示も見て、65年前の事件と私たちが現在生きている世界を結びつけて考えられるようになったと思います。

 

班行動で自由に昼食をとり、午後は上野の東京都美術館「コートルード美術館展 魅惑の印象派」を鑑賞しました。世界的な美術研究施設のコレクション展示であるだけに、画家の手紙の展示やX線撮影により明らかになった製作過程の説明も添えられていて、名画を見る楽しみをより深く味わうことができました。光というつかまえることのできないものをキャンバスの上に表現しようとして画家がどのように格闘したか、生徒たちは解説を読んであらためて身を乗り出し細部に目をこらしていました。

 

入退館も昼食も班ごとで、楽しく来年の修学旅行の準備ができた1日でした。