高2 歴史に思いをはせる!修学旅行①

高校2年生は、瀬戸内方面へ4泊5日の修学旅行に行ってきました。お天気にも恵まれ、本当に充実した修学旅行となりました。

 

初日は、広島での平和学習です。まず、広島市文化交流会館で、被爆された白石多美子さんから貴重なお話を伺いました。白石さんは、小学校1年生だったとき、爆心地近くの学校で本を開いたときに被爆されたそうです。講話を通して、原爆を落とされた日の人々、街の状況を深く知り、「やりたいことができなかった何千人もの学生が、原爆のせいで亡くなっています。皆さんどうか平和を守ってください」という白石さんの言葉が心に響きました。

 

午後は、高2全員で心をこめて折った千羽鶴を、原爆の子の像の所で捧げ、黙とうしました。そして、小さなグループに分かれて、地元の平和ガイドさんと、平和記念公園の碑めぐりをした後、平和記念資料館を見学しました。戦争、原爆の惨さを実感し、核兵器のない平和な世界をどう築いたらよいのかを考える機会となりました。

 
*注:コップの中身はお水です。

この日の昼食は、カウンターのある小さなお店が所狭しと並ぶ「ひろしまおこのみ物語」で、名物のお好み焼きをおいしく頂きました。

 

さて、2日目の午前中は、地元の観光ガイドの方と一緒に、宮島の厳島神社を見学しました。海に浮かぶ大鳥居、本殿の美しさに目を奪われました。大鳥居をバックにクラスごとに記念撮影もしました。神社見学後の自由時間では、参道にあるお店の様々なもみじ饅頭の味比べを楽しみました。

 

午後は、宮島、尾道、倉敷の3つのコースに班ごとに分かれ、自由に散策しました。宮島に残ってゆっくり紅葉を愛でた班もあれば、尾道で千光寺公園からの美しい瀬戸内海の眺めを味わい、猫と戯れた班もあれば、倉敷で古い風情のある街並みを散策する班もありました。

 

 

夕食後、数々の名画を有する大原美術館を貸し切って、トキワ松学園高2だけで見学するというぜいたくな時間を過ごしました。美術館員の方の「それでは開門します」の声とともに、大きな扉が開くと「おー」という歓声があがりました。特に美術デザインコースの生徒たちにとって、ナイトミュージアム体験は忘れがたい思い出となったようです。