高1思考と表現 新聞と要約

高1の思考と表現で「新聞」を使った授業を行いました。トキワ松学園では新聞も重要な情報の一つとしてさまざまな教科で使われています。最近は、新聞を定期購読していないご家庭もあるため、基本的なことから学んでいきます。

1時間目の「新聞の構造を知る」授業では、一人に1部新聞が配られ、ワークシートを使って新聞はどのような仕組みになっているのかを学びます。講義は最初の5分だけ。後はすべて個別の作業の時間です。この前の授業まで感想文を根を詰めて文章を書いていた生徒たちは、喜々として作業を行います。

 

しかし、その内に「新聞にはこんな内容の記事もあるんだね」「ここ見ると分かりやすいよ」「こう見たら新聞も読めるかも」など、個人の作業を進めながらも、お互いに教えあいながら、新聞についての新しい発見をみんなで分かち合っていました。

2時間目の「社説の要約」では、複数の新聞から選ばれた8種類の社説が印刷されたプリントから1つ選び、要約をします。①何が起こっているか②その原因や背景③今後の見通しや社の考え、の3点を見つけ、それを軸に要約を行いました。大切なのは書き写すのではなく、自分のことばで説明すること。生徒たちは「難しい!」と言いながらも意欲的に取り組んでいました。

「3点を見つけると社説の内容が分かりやすくなった」「もともと社説は短くまとまってるから自分のことばでまとめるって難しい」など、取り組んでみての生徒の感想はさまざまでしたが、2時間を通してほとんどの生徒が新聞が身近になったようです。