2学期サイエンス講座 ~救急医療と再生医療~

本校では学期ごとにサイエンス講座という授業外の講座を開いています。毎回、大学の先生方や研究機関に勤めていらっしゃる方をお招きし、最先端の科学を分かりやすく解説していただいています。

10月29日(火)の放課後は、東京都市大学 工学部 医用工学科の森晃先生に「救急医療と再生医療」というテーマで講演をしていただきました。

ノーベル賞で話題となったiPS細胞の今後の応用の仕方、臍帯血の利用、赤ちゃんが母親の胎内で聞いていた音など、たくさんの内容について動画も交えながらお話していただきました。

生徒たちは普段の授業で学んでいる物理・化学・生物が医療の分野でどのように活かされているのかを知り、理科を学ぶ意義が再確認できたようです。

トキワ松の教育~国語1/3~

文化祭、定期テストが終わりました。

各クラスは1月末に行う音楽コンクールに向け、動き始めたところです。

中学受験生・保護者のみなさんにとっては、中学入試まで、ちょうど100日となりました。

そこで、本日から、3回にわたって、今まで説明会等ではなかなかお話しできなかった

本校の教育・教科の特長をお伝えします。

本日は『国語科』です。

生徒たちに「学ぶことは楽しい→楽しいから頑張れる→頑張るからわかる→わかるから学ぶことが更に楽しくなる」というプラスの連鎖を味わって欲しいという願いから、国語科としては「辞書引き」「漢字テストでGO」「読書マラソン」など、目に見えるかたちで成果を残し、学ぶ意欲を持たせるよう工夫しています。

            【意味調べ】                                       【漢字テストでGO!】

 

            【読書マラソン】

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アルツハイマーもなくしてみせます

「アルツハイマーなどの病気の原因究明を目指しています。」

Imgp3784_2そう語ってくれたのは、今日来校した林下さん。彼女は、首都大学東京の都市教養学部理工系に進学し、現在、同大学院の理工学研究科の2年に在学しています。

お父様の実家の近くの瀬戸内海の島が「虫の大発生でなくなる」というニュースを知り、広島大学の先生と島に行き調査研究をし、その結果をまとめたことを使って「ゼミナール入試」で大学へと進学した先輩です。

大学では、「人力飛行機研究会」に所属し、鳥人間コンテストに出場、見事3位入賞を果たしました。特に、操縦士を守る飛行機の中のコックピット作りを担当していたそうです。

大学4年生からは、「細胞内のたんぱく質の研究」をし、その研究を続けるために大学院に進みました。今は、修士論文を書くために、実験、実験の毎日で終電でへとへとになって家に帰りついているそうです。徹夜の日もあるそうですよ。

「実験では思い通りの結果が出ないこともたくさんあるけれども、そのマイナスのデータがあるから次につながるんですよ。大変な毎日ですが、毎日新たな発見があるので楽しいですよ」と語っていました。

将来は研究をつづけ、アルツハイマーなどの原因を究明して、アルツハイマーで困る人が出ない世の中にしたいと夢を語っていました。

夢が実現し、将来ノーベル賞を取るかもしれませんね。

 

演劇部が都大会に出場します!

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  東京都高等学校演劇連盟山手城南地区発表会が9月22日から10月14日にかけて行われ、その結果トキワ松学園は中央大会(都大会)に出場する地区代表校(20数校中2校)に選ばれました。山手城南地区はレベルが高く、関東大会や全国大会の常連校がひしめいているだけに、生徒たちにとっては予想を越える結果で喜びもひとしおでした。

中央大会は11月10日(日)に行われます。どうぞ応援も兼ねて観劇にいらしてください。

「見送る夏」
時間:10:00~10:55(本校上演時間)
場所:東京芸術劇場シアターイースト(池袋駅西口より徒歩2分)

【追記:チケットの入手方法】

チケットは都大会のホームページより入手できます。以下のサイトにアクセスしてください。
チケット代金は無料です。

http://totaikai2013.tkek.org/

マレーシア・ケニア・ロシア各国の方が中2授業に…。

中学2年生は11月のEnglish Dayで外国の文化について発表するため、本日外国人ゲストをお招きして、インタビューをしました。

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a組にマレーシア人ゲスト、b組にはロシア人ゲスト、c組にはケニア人ゲストに来ていただき、グループに分かれて食文化、日常生活と習慣、スポーツやエンターテインメント、歴史や有名な人物など、様々なトピックに関する質問に答えていただきました。

英語が一度で聞き取れなかったら“Please say that again.”、綴りがわからなかったら“How do you spell it?”と聞くなど、普段のLSの授業で学習してきた表現をたくさん使って、生徒たちは熱心にゲストの方のお話に耳を傾け、一生懸命メモを取っていました。今日の成果が来月のEnglish Dayで、どのような発表になっていくか、今から楽しみです。

グローバル社会に向けて!  国連で働くことって…。

国連開発計画(UNDP)から斉藤貢さんにお越しいただき、「国連で働くこと」をテーマに講演をしていただきました。高校一年生と二年生を対象に、講演はすべて英語で行われました。とてもわかりやすく説明してくださったので、皆集中して聞いていました。斉藤さんのキャリアチェンジをした経験や、国連での仕事の話を聞き、授業の枠を超えた世界について学ぶとても素晴らしい機会になりました。

生徒の皆さんの感想
「将来どの仕事に就きたいか、どの道に進んだら後悔しないか悩んでいます。けれど、お話を聞いて自分次第でどんな道にも進むことができるのだとわかりました。」
「斉藤先生のお話を聞いて、世界や人に貢献できる人材になりたいと思いました。」
「以前、国際的に活躍するという夢を持っていたことを思い出しました。自分の夢をもう一度考えるきっかけになりました。」
「英語が苦手な私でも、キーワードとなる言葉を話せば相手に伝わると言ってくれたので、少し自信を持って英語を話してみたいと思います。」

この講演を通して国連について学ぶだけではなく、「働く」ということを真剣に受け止め、ひとりひとりの将来を考えるきっかけになりました。

UNDPのフェイスブックでも紹介されました。

UNDPのフェイスブックはこちらをクリックしてください。

トキワ祭表彰式

先週末に行われたトキワ祭は、天候に恵まれて今年も多くのお客様をお迎えすることができました。アンケートにもお褒めの言葉を多く頂き、また、課題に関しては来年度に改善したいと思います。

さて、今週の水曜日に「トキワ祭表彰式」が行われました。エントランスの吹き抜けに飾られた大ポスターの「グッドデザイン賞」、および参加団体を審査対象とした「校長賞」の表彰が行われましたので、ご報告いたします。

 

 

はじめに「グッドデザイン賞」の表彰です。

昨年に引き続き、今年度も力作が目立ちました。受賞した作品以外にも素晴らしいものが多く、ここ数年で大ポスターのクオリティーが確実に上がっていることを実感しました。グッドデザイン賞に輝いたのは以下の3作品です。

(左)華道部は花札の図をモチーフにした落ち着いたデザインで、草花の鮮やかな色合いと細かい部分まで表現した切り絵が素晴らしく、(中央)吹奏楽部はこれから吹奏楽の公演がはじまるようなシーンを、メルヘンチックなデザインに仕上げている点が評価されました。また(右)美術部は色鉛筆を並べたシンプルな構図ながら、一目で美術部とわかるデザイン。展示の際によく見えるように工夫された点が評価されました。

 

続きまして「校長賞」の表彰です。今年度は3団体が受賞しました。

1団体目:中2a組「オリンピックについて」

タイムリーな話題を企画として取り上げ、オリンピックの歴史や招致活動など今後のためになる説明だけでなく、ライフル射撃を模した競技を体験できるコーナーなどもあり、お客さんが楽しむことのできる発表となっている点、また2020年に開催が決まった東京の、どこでどの競技が行われるかを地図上で表現し、オリンピックをより身近に感じることができた点、ワープロ打ちの説明など、丁寧で見やすい展示を心がけている点などが評価されました。

 

2団体目:中3c組「忍者について」

サマースクールで見学した映画村での興味・関心を発展させて文化祭のテーマとして発表した点、忍者が実際に使っていた手裏剣などの道具や、隠し通路、忍者の侵入を知らせる仕掛けなどを実際に制作・再現し、教室全体を使ってお客さんが飽きないような工夫がなされていた点、忍者に関する研究をさまざまな資料を利用して発表し、わかりやすくまとめていた点が評価されました。

 

3団体目:高一D組「TAINAI FANTASY」

人間の身体と最先端医療という難しいテーマを、分かりやすく伝えようとしていた点、iPS細胞の研究施設を訪問するなど、発表内容の質の向上に努めていた点、体内迷路を製作して、多くの見学者が楽しめる工夫をしていた点が賞の決め手となりました。

 

この3団体以外にも、中学1年生の学年参加「中1のすべて」が特別賞を受賞しました。

中1の学習内容がわかりやすく展示され、英語劇やぶどう算など、来場者に見てもらうことや体験してもらうことを意識した発表だったこと、また、文化祭初参加ながら、中1の3クラスが協力して一つの発表を作り上げたようという努力が見られた点が高く評価されました。

表彰後は、今年度の文化祭実行委員への花束贈呈、校長講評がありました。更なる「質の向上」をめざして、来年度も頑張ります。実行委員の皆さん、在校生の皆さんお疲れさまでした。また、ご来校いただいた皆様、ありがとうございました。